「お下がり」とはどんなものを指す言葉なのでしょうか。
今回は、「お下がり」の意味について解説します。
「お下がり」とは?意味
「お下がり」とは?意味
「お下がり」とは、「人からもらった使用済みの物品」を意味する言葉です。
「お下がり」の概要
「お下がり」の概要
年長者が使用していた物品を年下の者に譲り渡すこと、または譲られた物品を指します。
成長して着られなくなった洋服や年齢を重ねて使わなくなったおもちゃなど道具としてはまだ使用可能だが使用頻度が減った物品を使いたい年下の者に譲る行為を表す言葉で、日本では古くから見られる慣習です。
主に成長が早く加齢によって使えなくなる物品が多い子供同士の間で行われる行為で、兄の着ていた洋服を弟が着るなど年齢が近い子供同士の間で行われます。
兄弟や親戚など関係の近い者同士で行うことが多いのですが、友人など他人同士の関係であっても年下の者に対する使い古しの譲渡行為であれば「お下がり」に当たります。
「お下がり」の言葉の使い方や使われ方
「お下がり」の言葉の使い方や使われ方
『姉のお下がりのブラウスを着る』
『入学準備のほとんどがお下がりでそろえた』
まとめ
まとめ
「お下がり」は本来年上もしくは目上の者から下の者への譲渡行為を意味しますが、近年は年齢や立場に関係なく単に使い古しを譲り受ける行為を指す言葉としても使われています。
中古というネガティブな意味合いとまだ使えるものの再利用というポジティブな意味合いの両方を含むのでニュアンスに注意して使いましょう。