「焼きが回る」とは？意味や言葉の使い方など分かりやすく解釈

この記事では、「焼きが回る」の意味を分かりやすく説明していきます。

「焼きが回る」とは?意味

「焼きが回る」は、「年を取り、頭の働きや腕前が落ちること」という意味です。

若い頃簡単にできていたことが、年を取ってからできなくなる様子のことです。

加齢により思考力や体力が衰えて、昔できたことができなくなったと感じた時に使われます。

「焼きが回る」の概要

「焼きが回る」の由来は、刃物を作る際の「焼き入れ」の様子にあります。

刃物を作る時には、何度も火を回しながら叩いて固く丈夫に仕上げます。

ところが、もっとよく仕上げようとして火を入れ過ぎてしまうと、返って刃の強度が落ちて切れ味が悪くなってしまうのです。

このことから、「行き渡り過ぎて反って悪い状態になる」「年を取って能力が衰える」という意味で使われる様になりました。

「焼きが回る」の言葉の使い方や使われ方

「焼きが回る」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

・『横断歩道を走っただけで息切れするとは俺も焼きが回ったな』
・『自分もそろそろ焼きが回って凡ミスが増えてきた』
・『警察を煩わせてきたスリに焼きが回ってとうとう逮捕された』

まとめ

今回は「焼きが回る」について紹介しました。

「焼きが回る」は「加齢により思考力や体力が衰えること」と覚えておきましょう。