「梟す」はどのような行為を表す言葉なのでしょうか。
今回は、「梟す」の意味について解説します。
「梟す」とは?意味
「梟す」とは?意味
「梟す」とは、「きょうす」と読み「首を晒しものにすること」を意味する言葉です。
「梟す」の概要
「梟す」の概要
古い時代に行われていた刑罰の一つに「晒し首」というものがあります。
晒し首は死をもって罪を償わせる死刑の一種で首をはねて命を奪った後、はねられた頭部を90センチ程度の高さの台に乗せ衆目にさらす刑罰です。
首を刎ねられて命を失った後も人目に晒されて恥をかかされることから特に重い罪を犯した者にのみ下される刑罰であり、死後も晒し者にされ続ける非常に不名誉な刑罰です。
「梟す」は「首を晒すこと」を意味する言葉ですが、腕にはめられた鳩の首を台に乗せる行為を表しており直接的に首をはねる動作は含みません。
さらし首の刑が廃止されている現代の日本ではまず使わない言葉で、古典や古文書の中でのみ見かける表現です。
「梟す」の言葉の使い方や使われ方
「梟す」の言葉の使い方や使われ方
『罪人の首を小塚原で梟す』
まとめ
まとめ
難読漢字として知られる「梟す」は現代でほとんど使われない漢字であり意味としても今の時代に馴染まないものであることから読みも意味も覚えている人はほとんどいません。
まず使う機会がない言葉ではありますがよい機会なので読みと意味をあわせて覚えておきましょう。