「頗る」とはどんな意味で使われている言葉なのでしょうか。
今回は、「頗る」の意味について解説します。
「頗る」とは?意味
「頗る」とは?意味
「頗る」とは、「すこぶる」と読み「普段を大きく超えるさま」を意味する言葉です。
「頗る」の概要
「頗る」の概要
普段の程度を大きく上回る様子を表す言葉で、上回っている状態が好ましい時にも悪いときにもどちらの場合でも用いられます。
本来は「少ないふりをする」という意味の言葉でしたがいつのまにか逆転し「通常よりも大きく上回る」という意味合いで使われています。
はっきりとした原因はわかりませんが一説によると普段の程度が少ないものであるとする、つまり日頃は抑えて少なく見せていたいた実力などを余すところなく発揮するところから「少なぶる」が「頗る」に変化し程度の大きさを表す意味合いで使われるようになったとされていると伝えられている言葉です。
現在使われているのは程度の大きさを表す意味合いのみで、その他の意味では使われません。
「頗る」の言葉の使い方や使われ方
「頗る」の言葉の使い方や使われ方
『運動しているおかげで頗る調子がいい』
『昨日巨人が負けたせいで部長の機嫌は頗る悪い』
まとめ
まとめ
「頗る」は漢字検定1級の問題で出題される難読漢字です。
言葉そのものは比較的耳にする機会が多いので読みとあわせて覚えておきましょう。