「気勢を殺がれる」とは？意味や言葉の使い方など分かりやすく解釈

「気勢を殺がれる」はどんな様子を表す言葉なのでしょうか。

今回は、「気勢を殺がれる」の意味について解説します。

「気勢を殺がれる」とは?意味

「気勢を殺がれる」とは、「盛り上がっていた気持ちが弱まり勢いが衰えるさま」を意味する言葉です。

「気勢を殺がれる」の概要

勢いに乗って盛り上がる気持ちのことを「気勢」といいます。

やる気が意欲に近い意味ですが、興奮して一気に気力が湧き上がるような瞬間的な気持ちの高ぶりを表します。

物事を成し遂げるときに勢いにのって行動するのはよくあることですが、そのような勢いのある行動力につながる精神の高調を指す言葉が「気勢」です。

「気勢を殺がれる」とは精神的な勢いを殺がれて失うことを意味します。

「殺がれて」は「殺ぐ」の受身形で「表面を削り取るように剥がす」動作を意味します。

盛り上がっていた気持ちが表面を削りとられるように少しずつ萎えていくさまを指し、保っておきたかった気持ちの昂ぶりが外的要因によって少しずつ衰えてしまう様子に対して用いられる表現です。

「気勢を殺がれる」の言葉の使い方や使われ方

『敵の姿は影も形もなく気勢を殺がれる』

まとめ

「気勢を殺がれる」はあまり日常では使われない表現ですが盛り上がった気持ちがしぼんでしまう様子を上手に表しています。

集団行動など勢いが重要な事柄に関連して使われる言葉なので正しい意味を覚えておきましょう。