「牙を鳴らす」とは？意味や言葉の使い方など分かりやすく解釈

この記事では、「牙を鳴らす」の意味を分かりやすく説明していきます。

「牙を鳴らす」とは?意味

「牙を鳴らす」は「きばをならす」と読み、「敵意を剥きだしにする」や「悔しがって怒る」などの意味を持つ言葉です。

「牙を鳴らす」は、動物や獣が牙を噛み合わせて威嚇しているような様子から「敵意を剥き出しにする」や「悔しがって怒る」という意味として使われるようになりました。

1693年頃に近松門左衛門によって発表された浄瑠璃「蝉丸」に「にっくい奴は直姫と牙を鳴らして語るれば」との一節が登場します。

「牙を鳴らす」は、その文字通り動物が牙をギリギリならして威嚇しているような様子を表す場合に使われますが、「敵意を剥き出しにする」や「悔しがって怒る」という意味の慣用句としての一面も持っています。

例えば「敵チームに牙を鳴らす」や「僅差で敗北した事に牙を鳴らす」などと使用できます。

「牙を鳴らす」を使った例文を挙げます。

・『彼は負けた事に牙を鳴らしていた』
・『彼女は恋敵に牙を鳴らす』

「牙を鳴らす」は、動物がギリギリと歯ぎしりしているような様子から、敵意を剥き出しにしているという意味として使われるようになったとされています。

状況に応じて使用できるようにしましょう。