「心証を害する」とは？意味や言葉の使い方など分かりやすく解釈

「心証を害する」は何を意味する言葉なのでしょうか。

今回は、「心証を害する」の意味について解説します。

「心証を害する」とは?意味

「心証を害する」とは、「印象を悪くすること」を意味する言葉です。

「心証を害する」の概要

「心証を害する」の「心証」とは人から受け心に感じる印象のことです。

その人がどんな人物だと感じられどのように見えるのかなどその人を取り巻く漠然とした印象のことを意味する言葉で、主に裁判の場で用いられる裁判用語の一種です。

もう少し詳しく説明すると「裁判官が真理の途中で心の中に抱いた事実認定に対する印象」となります。

裁判官は原告や被告の主張を聞き証拠を調べて事件についての判断を下しますが、真理の途中では当然判断が揺れ動いています。

裁判官の心の中で揺れ動く判断に大きく関わる事実に対する印象を悪くすることを指す言葉が「心証を害する」です。

基本的には物事に対する印象が悪くなることを指し、裁判では不利な判決が出る確率を高くなることを意味する言葉です。

「心証を害する」の言葉の使い方や使われ方

『裁判官の心証を害する発言は控えるべきである』

まとめ

「心証を害する」はかなり堅苦しい言い回しであり日常ではほとんど使われません。

かなり持って回った言い方になるので裁判に関わるとき以外はもっと平易な言葉を使いましょう。