この記事では、「猫に小判」の意味を分かりやすく説明していきます。
「猫に小判」とは?意味
「猫に小判」とは?意味
「猫に小判」の読みは「ねこにこばん」で、「貴重で価値のあるものでも、その価値が分からない者には、何の役にも立たないこと」を意味することわざです。
文字通りの意味は「猫に小判を見せても、その価値が分からず関心を示さないこと」で、冒頭の意味を昔から身近な動物であった「猫」を使って比喩的に表現した言葉です。
「猫に小判」の概要
「猫に小判」の概要
「猫に小判」の言葉は、すでに江戸時代中期に使われていた様で、この言葉は上方いろはかるたの「ね」の札となっています。
この「猫に小判」と同義のことわざとしては、「馬の耳に念仏」や、西洋伝来のことわざと言われている「豚に真珠」や、余り知られていませんが「犬に論語」など、いずれも動物と価値ある物や価値ある教えの組み合わせが比喩的に使われています。
「猫に小判」の言葉の使い方や使われ方
「猫に小判」の言葉の使い方や使われ方
・『教授から卒論に役立つ資料だと、フランス語の論文をもらったが、フランス語の全く分からぬ私には猫に小判です』
・『高価なブランドバッグも、ブランド品に興味のない彼女には、猫に小判のようです』
まとめ
まとめ
「猫に小判」とは、「貴重で価値のあるものでも、その価値が分からない者には、何の役にも立たないこと」を意味することわざです。