この記事では、「御株を奪う」の意味を分かりやすく説明していきます。
「御株を奪う」とは?意味
「御株を奪う」とは?意味
「御株を奪う」は「おかぶをうばう」と読みます。
意味は「ある人が得意としていることを、他の人がその人以上にうまくやってしまうこと」です。
自分が得意としていることで、それまで周囲もその様に認めていることを、他の人がはるかに上手にやってのけてしまい、面目を潰されることを言います。
「御株を奪う」の概要
「御株を奪う」の概要
「御株を奪う」の「御株」は、「江戸時代の株仲間制度」に由来しています。
江戸時代に公認の同業組合が作られ、そこに加入して仕事をする特権を「株」と言いました。
「御株」は言葉を上品にする美化語「御」が付いた言葉で、「仕事の特権」から転じて「得意とする技芸」という意味になり、「御株を奪う」として使われるようになったのです。
基本的に「御株を奪われる」と受身形で使われることが多くなります。
「御株を奪う」の言葉の使い方や使われ方
「御株を奪う」の言葉の使い方や使われ方
「御株を奪う」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『帰国子女に英会話が得意な御株を奪われる』
・『転校生にスポーツナンバーワンの御株を奪われる』
・『後輩にカラオケ女王の御株を奪われる』
まとめ
まとめ
今回は「御株を奪う」について紹介しました。
「御株を奪う」は「得意としている技芸を他の人が上手くやってしまうこと」という意味の慣用句、と覚えておきましょう。