「火を吐く」はどんな様子を表す慣用句なのでしょうか。
今回は、「火を吐く」の意味について解説します。
「火を吐く」とは?意味
「火を吐く」とは?意味
「火を吐く」とは、「激しくものを言い立てるさま」を意味する慣用句です。
「火を吐く」の概要
「火を吐く」の概要
早い口調や強い言葉で激しく言葉を述べる様子を表し、弁舌や論述などの鋭さを表す意味で使われます。
話している内容そのものではなく抑揚やリズムなどテクニックとしての話し方に対して用いられる表現で、思わず気圧されるような勢いが強く圧力を感じる話し方を指す表現です。
相手を問い詰めたり糾弾したりなど言葉の力を使って物事を推し進めるさまが圧倒的である様子を表す意味で使われ、話しぶりは苛烈で激しいものの汚い言葉や脅しまがいの暴力的な言動とは異なりきちんと理性をもって話しています。
「火を吐く」の言葉の使い方や使われ方
「火を吐く」の言葉の使い方や使われ方
『火を吐くような鋭さでまくしたてる』
『舌端火を吐くの言葉がふさわしい弁舌だ』
「火を吐く」の類語や言いかえ
「火を吐く」の類語や言いかえ
・立て板に水
「立て掛けた板に水を流すようにすらすらと言葉が出てくるさま」を意味します。
「火を吐く」が激しさや鋭さを表すのに対し、こちらは次から次に言葉が続く流暢な様子を表しています。
まとめ
まとめ
「火を吐く」は話しぶりや態度を表す言葉で内容は無関係です。
日常会話ではあまり使われない表現ですがこの機会に意味を覚えておきましょう。