「憑き物が落ちる」とは？意味や言葉の使い方など分かりやすく解釈

この記事では、「憑き物が落ちる」の意味を分かりやすく説明していきます。

「憑き物が落ちる」とは?意味

「憑き物が落ちる」は「つきものがおちる」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「人に憑りついてた霊が祓われて元の姿に戻ること」という意味で、狐憑きなど人に憑依していた霊が退散して、人が自分を取り戻すことです。

2つ目は転じて「何かに夢中になっている状態から覚めて正気に戻ること」という意味で、他のことが目に入らないくらい集中していたことから気持ちが離れて、正しい判断力を取り戻すことを言います。

「憑き物が落ちる」の概要

「憑き物が落ちる」の「憑き物」は、「動物の霊が人に憑りつくこと」という意味です。

昔からキツネや蛇などは霊力が強く、人に憑りついて正気を失わせたり、病気にしたりするとされていました。

「落ちる」は「下に移動する」から転じて「悪いものが除かれる」という意味です。

「憑りついていた霊が除かれること」という意味で、「没頭している状態から覚めて正気に戻ること」のたとえとして使われています。

「憑き物が落ちる」の言葉の使い方や使われ方

「憑き物が落ちる」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

・『彼は転職してから憑き物が落ちた様にスッキリとした表情をしている』
・『上司が異動になってから、皆憑き物が落ちた様に明るくなった』
・『彼氏と別れてから憑き物が落ちた様に生き生きとしている』

まとめ

今回は「憑き物が落ちる」について紹介しました。

「憑き物が落ちる」は「悪霊が退散する」「夢中な状態から覚めて正気に戻る」という意味のたとえ、と覚えておきましょう。