この記事では、「恩に着せる」【おんにきせる】の意味や使い方を分かりやすく説明していきます。
「恩に着せる」とは?意味
「恩に着せる」とは?意味
相手が困っているとき、手を差し伸べたことにありがたいと思わせることを「恩に着せる」【おんにきせる】と言います。
相手の弱みに付け込むような行為でもあり、あまりいい意味では使われていません。
たいしたことはしていないというのに、いいことをしてやったのに、いつまでもその恩を忘れないようにと脳裏に焼き付けるわけです。
「恩に着せる」の概要
「恩に着せる」の概要
恩を施してやったことに対して強く相手に感謝するべきことであると強く感じさせます。
そして、問題が起きたとき、助けてやったのだから快く聞き入れるようにとあつかましく言うわけです。
この言葉の語源は「着せる」で、恩を施した者に押しつけて負わせるとき使われている言葉です。
「恩に着せる」の言葉の使い方や使われ方
「恩に着せる」の言葉の使い方や使われ方
「元彼が恩に着せてやり直したいと迫ってくるので嫌になる」と、厄介なことに巻き込まれてしまうとき困る気持ちを表します。
「世話してやったと恩に着せる兄の態度が鼻につく」と昔のことを持ち出す兄弟に嫌気がさすこともあるわけです。
また、相手がいい人であると思ったのに、「親切心を恩に着せるのは苛立つ」とあまりいい意味では使われていません。
まとめ
まとめ
親切心で助けてくれるのはいいですが、後からになって恩を着せてやったことを何かと取り上げてはぶり返すような人とは距離をおいた方が無難でしょう。