「かねてよりお世話になっております」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

この記事では「かねてよりお世話になっております」について解説をします。

「かねてよりお世話になっております」とは?意味

「かねてよりお世話になっております」とは?意味

以前から面倒を見てもらったり、力を尽くしてもらったりしている、といった意味です。

「かねて」には、以前から、前からという意味があります。

「より」は動作や作用の起点を表します。

「午前10時より会議をはじめます」のような使い方をするものです。

この例の場合だと、午前10時が動作がはじまるところであることを表しています。

「お世話」「世話」「お」をつけて敬意を表す言い方にしたものです。

「世話」には、面倒を見ること、力を尽くすことという意味があります。

「なっ」「なる」のことで、他人から恩恵を受けるという意味です。

「ごちそうになる」のような使い方をします。

「ております」「ている」の丁寧な言い方です。

動作や作用が続いて現在の状態に至ることや、動作や作用が続いて今もそれがあることを表します。

「かねてよりお世話になっております」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「かねてよりお世話になっております」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は前からお世話になっている人に述べるものです。

「かねてより」は以前からという意味なので、前からかかわりがある場合にだけ使用をします。

お世話になっていない人に述べると違和感があります。

たとえば、前から仕事に力を貸してくれている人がいたとします。

この人には大変お世話になっています。

その人に仕事のことで相談があり、メールをしました。

そのときにこの言葉を使用します。

「かねて」を漢字で書く場合は、「予て」または「兼ねて」です。

「予て」「かねて」と読むのは音訓表にはのっていません。

「かねてよりお世話になっております」を使った例文

「かねてよりお世話になっております」を使った例文

・『かねてよりお世話になっております。○○の件でメールをいたしました』

「かねてよりお世話になっております」の返答や返信例

「かねてよりお世話になっております」の返答や返信例

この後に用件が伝えられることが少なくありません。

何かを伝えてくるはずなので、その事柄に目を通したり、耳を傾けたりしましょう。

仕事の依頼の場合は、引き受けることができるのか、できないのかを答えます。

断る際には、「申し訳ありませんが」など一言添えると、穏やかに伝えることができます。

気遣いを示すことが大切です。

依頼をした事柄の進行状況はどうかと尋ねられた場合は、進み具合を説明しましょう。

「大丈夫です」など曖昧な表現ではなく、具体的にどういった状態なのかを伝えます。

まとめ

まとめ

この言葉は、前から力になってもらったり、面倒を見たりしてもらっているときに述べるものです。

メールの冒頭で使われることが多くあります。

前からかかわりのある場合にだけ使うものである点に注意をしましょう。

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