「つまるところ」とは？ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「つまるところ」とは?

ビジネスにおける使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。

「つまるところ」とは?

「つまるところ」は、「つまり」を冗長に言い換えた言葉です。

「つまり」も「つまるところ」も、同じような意味を持ちます。

これは「詰まる」という言葉がベースになっています。

たとえば「煮詰まる」とすれば、何かを煮ていて、純粋な要素だけが凝縮された様子を表現できます。

ものごとの状態が進行して、本質的な要素になるような様子を、「つまるところ」という言葉で表現できるのです。

これは、無駄な情報を排除して、本質に言及するような場合に使用されます。

そして「つまり」よりも、少し演出された表現が「つまるところ」だと言えるのです。

「つまるところ」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点

この言葉をビジネスで使用する場合、どのような使い方になるでしょう。

たとえば、ある事業の計画を立てていたとします。

しかし、何度考えても、この事業が成功するとは思えないのでした。

このような場面では、「つまるところ、この事業に問題があるということだと思います」と述べるとよいでしょう。

これにより、突き詰めて考えた様子を、上手に言い換えて表現できるのです。

この言葉を使用する際には、「つまるところ」の使い方に注意しましょう。

このように大仰な表現を使用しなくても、同じ意味の言葉を「つまり」で代替できます。

そのため、言葉の印象の違いだけが「つまるところ」と「つまり」の違いになるのです。

使用する状況に合わせて、適切な表現を選択するとよいでしょう。

「つまるところ」を使った例文

「つまるところ」を使った例文を挙げます。

例文のように、本質に言及するような場面で使用すると、自然な使い方にできるのです。

・『つまるところ、事業に何らかの問題があるのです』
・『つまるところ、製品に欠陥があるのではないでしょうか』
・『つまるところ、計画に不備があるということですか』

「つまるところ」の類語や敬語での言いかえ

この言葉の類語や敬語を解説していきます。

「つまるところ」の類似表現

この言葉の類似表現は、「つまり」が挙げられます。

「つまるところ」と「つまり」は、同じようなニュアンスで使用できる言葉なのです。

「つまるところ」の敬語表現

この言葉を敬語表現にするとどうでしょうか。

たとえば「つまるところといたしましては」に言いかえできます。

なお、この場合は謙譲語を使用した敬語表現にできるのです。

まとめ

この言葉は、「つまり」を冗長に言い換えた言葉です。

ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。