「撮り鉄」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

鉄道関連で使われる言葉として「撮り鉄」があります。

この言葉はどのような意味で使われる言葉なのでしょうか。

今回は、「撮り鉄」の意味と類語について解説します。

「撮り鉄」とは?意味

「撮り鉄」とは?意味

「撮り鉄」とは、「鉄道写真の撮影を好む鉄道ファン」を意味する言葉です。

「撮り鉄」の概要

「撮り鉄」の概要

鉄道車両や線路、駅の風景など「写真撮影を中心に活動する鉄道ファン」を指す言葉が「撮り鉄」です。

鉄道のファン活動の中でも写真撮影は最もメジャーな楽しみ方のひとつです。

走行中の車両や駅の様子などを写真撮影し資料や記念として残すほか芸術作品として写真展や展覧会に出品する人も多く見られます。

駅構内や線路脇で本格的な望遠レンズを備えたカメラを構えている人がいたら「撮り鉄」と考えて間違いありません。

鉄道ファンのみならず鉄道とカメラは昔から相性が良いものとされていました。

まだ気軽に撮影することが難しかったフィルムカメラの時代、カメラが大活躍するのは旅行のときです。

旅行の思い出として様々な写真を撮る中、遠くに出かけた記念として電車と一緒に撮影するのはごく一般的なことでした。

ほとんどの人は記念の1枚として撮影しているだけでしたがその中から鉄道をより美しくかっこ良く撮影することに夢中になる人が現れ一ジャンルと認識されるようになったのが「撮り鉄」のルーツです。

鉄道関連の写真撮影に夢中になる人達を指す言葉として2000年代に「撮り鉄」という言葉が誕生します。

鉄道ファンにとって写真を取るのはごく当たり前の行動ですが高価なカメラやレンズを用意し撮影中心に行動するファンのことをその他のファンと区別する意味で「撮り鉄」という名称で呼ばれています。

「撮り鉄」の中には鉄道ファンよりもカメラファン、写真ファンに近い人達も存在します。

彼らは鉄道や鉄道への乗車に興味を示さず写真撮影のみに興じていることから鉄道そのものも楽しむ「撮り鉄」とは別に鉄道写真の撮影を専門に楽しむ人という意味を込めた「撮り専」という名称で呼ばれています。

近年は一部の「撮り鉄」に見られるマナー違反が深刻な問題になっています。

撮影スポット争いによる小競り合いや禁止エリアへの立ち入りのほか撮影にジャマだからという身勝手な理由で勝手に気を伐採したり安全な運行に必要な杭を引き抜いたりなど悪質で危険な振る舞いが目立つことから「撮り鉄」には厳しい視線が向けられています。

「撮り鉄」の言葉の使い方や使われ方

「撮り鉄」の言葉の使い方や使われ方

・『線路脇では撮り鉄がカメラを構えている』
・『さよなら運転を撮影するためホームは多くの撮り鉄でごった返している』
・『撮り鉄同士でケンカが始まった』
・『車で撮影スポットを回るだけの撮り鉄は鉄道会社に利益をもたらさない存在である』

「撮り鉄」の類語や言いかえ

「撮り鉄」の類語や言いかえ

・録り鉄
「動画撮影を好む鉄道ファン」を意味する言葉です。

おなじ「とりてつ」という読みですが「撮り鉄」が写真撮影を好むファンを指すのに対し、こちらは動画で録画するファンを指します。

スマートフォンで高画質の録画を撮影し動画投稿サイトにアップロードするなど新しい鉄道ファンのスタイルとして急増しています。

まとめ

まとめ

「撮り鉄」は鉄道ファンの中でも大きなジャンルです。

スマホで写真撮影する人からプロ向けの機材を使う人まで様々な方法で写真撮影を楽しんでいます。

撮影に夢中になるあまり周囲に迷惑をかけてしまう人が多いので十分に配慮して活動してください。

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