「ご不便をお掛け致しますが」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

この記事では「ご不便をお掛け致しますが」について解説をします。

「ご不便をお掛け致しますが」とは?意味

「ご不便をお掛け致しますが」とは?意味

都合が悪いことを負わせるけれど、といった意味です。

「ご不便」「不便」「ご」をつけて、敬意を表す言い方にしたものです。

「不便」には、便利ではない、不都合であることという意味があります。

「不」は否定を表す語、「便」は都合がよい、やりやすいという意味を持つ漢字です。

このことからも、「不便」には都合がよくないという意味があることがわかります。

「おかけ」は、「かける」の連用形の「かけ」「お」をつけて、敬意を表す言い方にしたものです。

「かける」には、他人に好ましくないことや不都合なことを与えるという意味があります。

「お」は動詞の連用形について、その下に「いたします」を添えると、謙譲の意を表し、その動作の及ぶ相手に敬いを表します。

「致します」「致し」「いたす」のことで、「する」の謙譲語です。

「ご不便をお掛け致しますが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「ご不便をお掛け致しますが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、他人に不都合なことを与えてしまうときに使用をします。

不都合なことを与えるけれど、理解をしてください、協力してくださいと伝えるものです。

たとえば、手荷物チェックです。

大きな催し物が開催されることになりました。

催し物には多くの人が訪れ、中には危険物を持ち込む人がいる可能性があります。

そういった人がいると、来場した人たちに危険が及ぶため、危険物の持ち込みは阻止したいです。

そこで、会場に入る前に手荷物チェックをすることにしました。

荷物のチェックには時間がかかり、来場者には順番がくるまで待っていてもらわなければなりません。

すぐに会場に入ることができず、不便をかけます。

それでも、行わなければならないことです。

そういったときに、不便をかけるけれど協力してくださいという意味で、このような言葉を使用します。

「が」の後には、協力してください、理解してくださいという意の言葉が続きます。

「ご不便をお掛け致しますが」を使った例文

「ご不便をお掛け致しますが」を使った例文

・『ご不便をお掛け致しますが、ご協力をお願いします』

「ご不便をお掛け致しますが」の返答や返信例

「ご不便をお掛け致しますが」の返答や返信例

多くの人に向かって述べられているときには、返答をする必要はありません。

その物事を理解したり、その物事に協力をしたりしてください。

不便をかけてもその物事をやらなければならないので、理解を示したり、協力したりする必要があります。

まとめ

まとめ

この言葉は、不便をかけることをお知らせして、その事柄を理解してもらったり、その事柄に協力してもらったりするときに使用をします。

他人に不都合を与えるので、丁寧に述べるようにしましょう。

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