「与える」の敬語とは？言葉の使い方やビジネス敬語・言い換えを徹底解釈

「与える」の敬語の使い方は?

言葉の使い方について解説します。

「与える」の意味

・自分の物を相手に渡して、その人の物にすること
・相手のためになる事を提供すること
・人に何かをさせること
・影響を及ぼすこと
となり、現在では、少し改まった言い方となり、目下の者に授けるという場合に多く使われます。

類語としては、「授ける」「恵む」「施す」「あげる」などです。

「与える」の敬語での使い方について

「与える」は、敬語・謙譲語・尊敬語でそれぞれに変化します。

・尊敬語では「お与えになる」「くださる」「与えられる」
「与える」の尊敬語として「与えられる」という言い方もできますが、受け身形と間違われる場合もあるために、あまり使用しません。

ビジネスシーンの場合、目上の方から何かをもらう場合には、「お与えになる」より「くださる」の方が自然な言い方となります。

・謙譲語では「差し上げる」「献上する」「進呈する」
差し上げるは、「与える」の謙譲語として多くの場合に使われますが、使い方として「ご連絡差し上げます」というのは、相手の人から上から目線に受け止められてしまう場合もあるため、「ご連絡いたします」という方が、おすすめです。

・丁寧語では、「与えます」「あげます」
仕事上では、話す相手の年齢や立場が分からない場合は、丁寧語の表見を使用するとよいです。

「あげます」は、「あげる」を丁寧にした言葉となります。

「与える」の使用例

・『社長がプレゼントをくださった』
・『よろしければ、このノートを差し上げましょうか?』
・『お祝いとして、お酒を進呈しました』
・『この企画は、多くの人に共感を与えます』

例文のように、「与える」は、使う場面で言い回しの方法も異なってくるために、注意が必要となります。

まとめ

このように「与える」は、相手に何かを渡したりすることです。

ビジネスでも使用できる言葉ですが、「差し上げる」という言葉は、上から目線の意味として取られる恐れもあるので、注意しながら、上手に活用するとよいでしょう。