「売る」の敬語とは？言葉の使い方やビジネス敬語・言い換えを徹底解釈

「売る」の意味とは何?「売る」の敬語での使い方や表現方法、別の言葉への言い換え方法などを以下に詳しく説明します。

「売る」の意味

「売る」とは売主が買主から代金を受け取ることによって買主に商品や目的物の権利(財産権など)を渡すことをいいます。

「売る」は代金受け取りの代償として相手に目的物を手渡すことを基本意味しますが、それ以外にも自分のことを世間に知らしめたり、自分の利益や保身のために味方を裏切ったりする場合にも「売る」を使用します。

さらに相手に対して行動を強要したり、別の目的のための口実に使うなどの用法もあります。

「売る」の敬語での使い方や表現方法

「売る」を敬語に変換する方法は「お～になる」という表現パターンが使用されます。

この表現パターンを使用すると、「売る」の尊敬語は「お売りになる」もしくは「お譲りする」となります。

また「売る」の謙譲語は「お売りする」もしくは「お譲りする」、丁寧語は「売ります」もしくは「譲ります」と表現されます。

商品を単純に売る場合は「お売りになる」「お売りする」「売ります」というのが妥当ですが、目上の人や高貴な方などが売る場合は「売る」という言葉より「譲る」という言葉を引き出して使う方が相応しい場合もあり、またこれによって敬語としての格調が高まるケースもあります。

「売る」の言い替えや使用例

・『家を破格値で売り渡す』
・『物品を売りさばく』
・『その男は彼女を裏切った』
・『味方の情報を敵にたれ込む』
「売る」の言い換えは「売り渡す」「売りさばく」のように語尾に別の文字を付加することで言い回しを変化させ、ニュアンスを微妙に変える場合と「裏切る」や「たれ込む」のように本来の「(物を)売る」とは違った具体的な意味合いの言葉に言い換える場合があります。

まとめ

「売る」は商品の売買行為における意味は1つですが、言い換え例のように違った意味合いも持っており、この場合ネガティブな印象を与える言い換えが多くあります。

これらの言い換えも「売る」と同様ビジネスの世界において多用される言葉ですので、「売る」の真の意味を理解した上で使用することが肝要です。