「怒る」の敬語とは?言葉の使い方やビジネス敬語・言い換えを徹底解釈

「怒る」の意味とは何?

「怒る」の敬語での使用方法や表現方法、別の言い回しへの言い換え方法などを以下に詳しく説明します。

「怒る」の意味

「怒る」の意味

「怒る」は不満や不快な事柄に対して、我慢できない気持ちを表わす言い回し方法です。

あるいはよくない言動に対して強く咎める場合にも使えます。

なお、「怒る」「おこる」のほかにも「いかる」とも読み、日常的に憤る感情が行動や表情となって表に出る場合はどちらも使ってもよいですが、「悪徳政治にいかる」といったように抽象的な怒りを表わす場合は「いかる」が適しています。

「怒る」の敬語での使用方法や表現方法

「怒る」の敬語での使用方法や表現方法

尊敬語は目上の方に対し敬意を払った言い回しとなります。

「怒る」の尊敬語は尊敬の意を表わす「いらっしゃる」を後ろにつけて「怒っていらっしゃる」との言い回しにするか「お~になる」形式の「お怒りになる」とするのが適当です。

謙譲語は本人が話の主語の時にへりくだることで相手に敬意を払うもので、「怒る」の謙譲語は「怒っております」といった言い回しが基本です。

また別の言い回し方法としては「憤慨しております」あるいは「怒りを感じております」といった言い表わし方もできます。

「怒る」の丁寧語は「怒ります」あるいは「怒っています」となります。

さらに憤っている対象が本人の場合は「怒りを覚えます」とか「憤りを感じます」という言い回しも可能です。

「怒る」の言い換えや使用例

「怒る」の言い換えや使用例

・『政治家の腐敗に憤る』
・『叱られるとすぐむくれる』
・『母親に怒られて妹に八つ当たりした』
・『先方が大層ご立腹のようだ』
・『部長は朝からお冠だ』
「怒る」には表情や動作から他人にも我慢できない様子が分かりますが、「憤る」は内面的で他人に分かりにくい様子を表わす時の言い回しです。

また前述のように、「おこる」はその理由が直接的・物理的な場合に多く、「いかる」は抽象的感情の場合に多いのに対し、「憤る」は世間の不正に対して非難する様子に多く使われます。

「むくれる」は憤然としてムッとした顔になるという意の「怒る」の俗語で、「八つ当たりする」は関係ない相手に当たり散らす様子を言います。

「ご立腹」「お冠」は怒って不機嫌な様子を表わす敬語です。

まとめ

まとめ

「怒る」をどんなに敬まった言い回しにしてもその用語の持つ印象が悪いため適切でない場合があります。

その時はそのまま敬語にするのではなく、同じ意味合いの言い回しに言い換えて敬語にするとよい場合がありますので、よく検討しましょう。

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