「営む」の敬語とは?言葉の使い方やビジネス敬語・言い換えを徹底解釈

「営む」の意味とは何?

「営む」の敬語での適用方法や表現方法、別の言葉への言い換え方法などを以下に詳しく説明します。

「営む」の意味

「営む」の意味

「営む」「とりおこなう」「経営する」「準備する」の意で、生活のためや物事を成り立たせるために仕事や準備を行なうことをいいます。

元々は「暇がない」「忙しい」という意味を表わす「いとなし(暇無し)」から転じた語で、暇がないくらいに忙しいという意になっていますが、現在は前者の会社を経営する場合やお店の営業など仕事をする場面での適用方法が主体となっています。

「営む」の敬語での適用方法や表現方法

「営む」の敬語での適用方法や表現方法

「営む」の敬語での言いまわしは「営業しています」です。

また「営む(営んでいる)」「いる」を謙譲語の「おる」に変え、「営んでおります」とすることで自分の行動をへりくだり相手側に敬意を示す言いまわしとなります。

さらに丁寧語の「ます」を付けて「おります」としていることで「営業しています」と同じ意味の現在進行形の言いまわしとなります。

「営む」の言い替えや使用例

「営む」の言い替えや使用例

「営む」を適用した具体例を以下に紹介します。

・『旅館を営む』
・『法事を営む』
・『社会生活を営む』
・『夫婦生活を営む』
『旅館を営む』は「経営する」という意の「営む」です。

目的に向かって何かをする場合に使われています。

『法事を営む』は「神事・仏事を行なう」の意です。

ただし結婚式などの式典では「挙げる」を使うため、この場合の「営む」は葬儀や法事などで使う場合が主です。

『社会生活を営む』は「日常生活を継続して忙しく行動する」という意です。

目標に向かって仕事や家事を行なうことなどを表わします。

『夫婦生活を営む』は「夫婦間の性交渉」を表わす言いまわしです。

家庭を築く準備を行なうことから用いられた言葉です。

なお「営む」はややかしこまった表現のため、もう少し気軽で分かり易い表現として「する」「行なう」などに言い換えた方がよい場合もあります。

まとめ

まとめ

「営む」を敬語で表わした「営んでおります」は謙譲を意味する言い方のため目上の人に使うもので、目下の者には使うことはありませんので、相手や状況をよく見て使うようにしましょう。

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