ここでは「会議にかけまして」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「会議にかけまして」とは?
「会議にかけまして」とは?
「会議にかけまして」は、何かの要求、または提案をされた際に、その件については会議を経ないと決めることができない、という意味で使われます。
具体的には「そちらにつきましては、会議にかけましての判断になると思います」のような用い方になり、簡単には判断できない、決められないため、会議で決めることになると伝える時に使われます。
直接の提案ではなく、あの件はどうなっているのかと聞かれたような際に、それが会議を経ないと決まらない場合、「その件は今後会議にかけまして回答させていただきます」といったように使うことができます。
この表現自体は口語、文章のどちらでも用いることができますが、いずれにせよ、そのための会議が行われないと(その予定がないと)使うことができないので、それが行われることが前提になります。
「会議にかけまして」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「会議にかけまして」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「会議にかけまして」と使った時には、その会議を経ないことには相手の望む内容は伝えられないことになります。
少し形を変えて、「会議にかけました」とすると、もうその会議が終わっているとなるため、そちらにして「会議にかけました結果~」といった使い方をすることができます。
よって、これからその会議がある、もしくはその予定があるといった場合は元の形の「会議にかけまして」を、それが既に終わっている時にはその「会議にかけました」と使い分けます。
「会議にかけまして」は、後にそのようにしないと決められない、または会議を経てそのような結果になったと続けることになりますが、少しひねった使い方として、「会議にかけましても恐らく反対されると思います」のように用いることもでき、この場合は例外的にそのための会議が行われるか分からないというシチュエーションで使っています。
「会議にかけまして」を使った例文
「会議にかけまして」を使った例文
・『では早速会議にかけまして、その結果を伝えいたします』
・『そちらは既に会議にかけまして、ゴーサインが出ている案件です』
「会議にかけまして」の類語や言い替え
「会議にかけまして」の類語や言い替え
・『持ち帰りまして』
少し意味は異なりますが、こちらはその場では結論が出せない時にうまく使うことができる表現です。
持って帰って改めて判断することにすると伝えるために用いられ、「こちらは一度持ち帰り、改めて検討させていただきます」といったように使われます。
まとめ
まとめ
「会議にかけまして」は、何かについて会議を経て決定することになるという時に用いる表現です。
まずはそのようになる、その後に回答するといった使い方になり、例外を除き、それを経ないことには決まらないと伝えるために用いられます。