「変わらず」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

ここでは「変わらず」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「変わらず」とは?

「変わらず」は、変化なくという意味で使う表現です。

何かの状態がそのようだと使われることになり、それなので大丈夫だ、それは困ったなどと色々な使い方をすることができます。

その使い方によって、その変化がないことがよくも悪くもなるため、この言葉自体は“変化がない”という意味を表現しているだけです。

「相場は変わらず安定しています」とすれば、何かの価値に変化がなく、それに続けた安定という言葉からそれがいいことだと使っていると考えていいでしょう。

「コンディションは以前と変わらず上がってきません」とした時には、それが上がらないことにはと使っているため、逆に悪いこととして用いられており、その他にも色々な使い方ができるため、この表現を使った文章全体から、その変化がないことがどういうことに繋がっているのかの判断をしなければいけません。

「変わらず」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「変わらず」は、何かの状態に変化がないことの表現ですが、その意味で実に色々な用い方があります。

プライベートなシーンでは、「なかなか信号が変わらずイライラする」といった使い方から、「値上げラッシュの中、この商品の価格は以前と変わらず助かっている」のように用いることもでき、ビジネスシーンでも「あの会社の反応は変わらずのままだ」、「不況の中でも売り上げはそれほど変わらず安心している」といった具合で、先のように使い方次第でそれがよくも悪くもなる表現となっています。

口語、文章のどちらでも使うことができますが、後者では「代わらず」と誤変換をしないように気をつけてください。

そちらだと、全く違う“交代しない”という意味になってしまうので注意が必要です。

「変わらず」を使った例文

・『景気は以前とそれほど変わらず、あまりいいとは言えない』
・『受験を控えた時期でも成績は変わらず高いレベルをキープしているようだ』

「変わらず」の類語や言い替え

・『いつも通り』
この表現も“変化がない”という意味になり、言い替えに使えることも多いです。

「いつも通り安定している」、「いつも通りあまりよくない」などと、それまでと変化することなくといった解釈で、「変わらず」と同様に色々な使い方ができます。

ただし、「信号が変わらず～」のような使い方の場合はそのまま置き換えることはできないので注意してください。

まとめ

「変わらず」は、変化がないことの表現になります。

それがいいのか悪いのかは使い方次第で、ビジネスも含めた色々なシーンで様々な用い方をされています。