「この度の件につきまして」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

この記事では「この度の件につきまして」について解説をします。

「この度の件につきまして」とは?意味

今回の事柄について、という意味です。

「この度」は、今回という意味です。

「この」は、空間的・心理的に話し手に近い物や人、話し手が当面している場面を指します。

また、遠くない過去を表します。

「この度」という場合は、物事が行われたのが近い過去であったり、近いうちに行われたりすることを表します。

改まった場で使われることが多いです。

「件」は事柄という意味になります。

「につき」は「について」のことで、ある事柄に関してその範囲と限定するものです。

「について」は「詳しい情報については後日伝える」のような使い方をします。

「まし」は「ます」のことで敬意を表します。

「この度の件につきまして」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、近い過去に行われた事柄や、近いうちに行われる事柄を指して使用をします。

A企業がB企業に製品を納入しました。

B企業がこの製品を使ってみると不具合がありました。

よく点検をしていれば不具合は防げたことです。

しかし、A企業が点検を怠ったため、不具合が生じてしまいました。

問題があったことは、B企業からA企業に伝えられました。

このようなときには、問題を起こした側が謝罪をしなければなりません。

その謝罪の際にこのような言葉が使用されます。

「この度」は先の例の場合だと、製品に問題があったことを指しています。

近い過去にあった事柄を指しているのです。

「つきまして」の後には、なぜそうなったのか理由が伝えられたり、謝罪の言葉が伝えられたりします。

謝罪の言葉だけでなく、同じことがないように今後どうするのか、どのような補償をするのかなども伝えることが望ましいです。

そうすることで、相手の気持ちが鎮まることが期待できます。

「この度の件につきまして」を使った例文

・『この度の件につきまして、誠に申し訳ありませんでした』

「この度の件につきまして」の返答や返信

何の事柄について話しているのかによって、返答の内容が変わります。

謝罪をしている場合は、謝罪を受け入れることができるのか、できないのかを伝えます。

損害を受けている場合は、補償について確認をしておきましょう。

納得ができる形となるように、双方で話し合いをしてください。

メールの場合、返答をしないと許しを与えていないと思われかねないので、返答をするようにします。

まとめ

この言葉は、過去にあった事柄や、近いうちに行われる事柄を指して使用をします。

謝罪の際に使われることもある言葉です。

この後には言葉を続けてください。