「出来る限り早く」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

この記事では「出来る限り早く」について解説をします。

「出来る限り早く」とは?意味

可能な範囲で素早く、という意味です。

「出来る」には、それをする可能性があるという意味があります。

この意味では、「料理が出来る」「フィンランド語が出来る」のような使い方をします。

「限り」は、その範囲いっぱい、限界までという意味です。

「出来る限り」という場合は、可能な範囲のすべて、可能な範囲のぎりぎりまでという意味になります。

「早く」は、ある基準よりも時間が過ぎていない、ある基準よりも時間が前であるという意味です。

「出来る限り早く」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、話し手側が素早く行動するつもりであるときに用います。

たとえば、上司から資料を作るように頼まれたとします。

資料はすぐに作って欲しいようです。

頼まれた人には、他にもやるべき仕事があるのですが、それらもこなしながら、可能な範囲ですぐにでも資料を作る考えでいます。

この考えを伝えるときに用います。

また、相手にすぐに行動して欲しいときにも用います。

他社に製品の注文をしました。

この製品がすぐにでも必要なので、可能な範囲ですぐに届けて欲しいです。

のんびりしていて欲しくないのです。

この気持ちを伝えるときに用います。

しかし、他人に対してこのような伝え方をすると、相手の気分を害することがあります。

他人の都合を考えていないように感じられるためです。

そのため、すぐに行動をして欲しいときには、相手への配慮が必要です。

「お忙しいところ恐れ入りますが」など一言添えると、気遣いを示すことができます。

一言添えるだけで、印象が変わります。

「早く」とは時期的にいつなのかあいまいなので、期限が決まっているならば、○○日などはっきりと示すようにします。

「出来る限り早く」を使った例文

・『出来る限り早く届けていただけますか』

「出来る限り早く」の返答や返信

可能な範囲ですぐにでも行動をして欲しいようなので、可能ならばそうしましょう。

出来るようならば「わかりました」の意を伝えます。

難しいようでも、可能な範囲で努力をすることが望ましいです。

あきらかに無理だとわかっているときには、無理であることを伝えます。

無理なのにお願いを受け入れてしまい、結局それを成し遂げることができないと、迷惑をかけてしまいます。

断る場合には、事情も説明します。

事情を説明すれば納得してくれるはずです。

まとめ

この言葉は、素早く行動をするとき、素早く行動して欲しいときに用います。

話し手がそうする場合も、相手にそうして欲しいときにも用いることができます。