「どこでやるの」の意味は?敬語にした場合の用法や使用例、別の言葉への言い換え方法などを徹底的に説明します。
「どこでやるの」の意味
「どこでやるの」の意味
この言いまわしの「どこ」は漢字で書くと「何処」となり、「いづこ」とも読みます。
「どこ」は「はっきりと指示できない場所や状況などを指す言葉ですが、この言いまわしでの意味は「どの場所」「どんなところ」という意に限定されます。
「どこで」の「で」も場所を表わす助詞です。
また、この言いまわしでの「やる」は「何かをすることを広く、漠然ということ」「する」「行なう」の意です。
「やるの」の「の」は疑問を表わす終助詞で、これが文末につくとその文は疑問文になります。
2人以上の人が集まって何かをしようとしているときに、それをどの場所で行なうのか尋ねる際に用います。
なお行なう場所は何をするのかによって様々です。
「どこでやるの」の敬語での用法や表現方法
「どこでやるの」の敬語での用法や表現方法
「どこ」の敬語としては「どちら」が使われます。
「やる」の敬語は「やります」「いたす」「なさる」になります。
「いたす」は謙譲語、「なさる」は尊敬語です。
よって、この言いまわしの敬語は、「どちらでやりますか」「どちらでいたしますか」「どちらでなさいますか」という言い表わし方になります。
なお、「します」も「する」の丁寧語ですが、敬語のレベルは低いので相応しくありません。
行なう内容に対して関係者が共通認識を持っている場合はこの言いまわしでも問題はありませんが、共通認識を持っていない場合は誤解・行き違いなどの問題となります。
「どこ」も「やる」も具体的な言い表わし方ではなく、抽象的な漠然とした言い表わし方のためです。
実際に使う場合はできるだけ具体性を持たせることがお薦めです。
特にビジネスにおいては重要な事項となります。
「どこでやるの」の言い替えや使用例
「どこでやるの」の言い替えや使用例
・『どちらでやりますか』
・『どちらでいたしますか』
・『どちらでなさいますか』
・『どちらでやるのですか』
・『どちらでおやりになりますか』
・『どこで行ないますか』
「やる」の言い替えで「行なう」としていますが、この場合も漠然とした言い表わし方になっています。
実際に使用する場面ではここに具体的な語句を入れるように心がけましょう。
まとめ
まとめ
この言いまわしは日常生活ではもちろん、ビジネスの場面でもよく用いられるフレーズです。
具体的な内容を関係者が共通で認識している場合はこのようなフレーズでも話は通じますし、逆にスムーズな会話が進行しますが、具体的な内容を理解していない人がいると、話の内容が見えなかったり、誤解したりする場合もありますので注意して使用しましょう。