「度重なるご無礼をお許しください」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

この記事では、ビジネスシーンで使われることのある表現の「度重なるご無礼をお許しください」について、その意味や使い方等を徹底解説します。

「度重なるご無礼をお許しください」とは?

「度重なるご無礼をお許しください」の表現を言葉毎に分解して、少し詳しく説明します。

まず、「度重なる」は「何度も繰り返し」との意味の言葉で、次の「ご無礼」は、「礼儀にはずれることや、ひどく失礼なこと」を意味する「無礼」に敬意を示す接頭辞の「ご」が付けられた言葉です。

そして最後の「お許しください」は、「お～ください」の構成で「許して欲しいこと」を、敬語表現としたものです。

従って、「度重なるご無礼をお許しください」とは、「何度も繰り返し行ってしまった礼儀にはずれることやひどく失礼なことを許して欲しい」と言った意味の丁寧な敬語表現となります。

「度重なるご無礼をお許しください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「度重なるご無礼をお許しください」は、言うまでもなく「何度も繰り返した無礼な言動」を詫びる表現です。

ここで「何度も繰り返し」は、ことの重要度にもよりますが、一般的には2～3回同じようなことを繰り返した場合に使われることが多い言葉です。

また、「無礼」に似た言葉に「失礼」や「非礼」がありますが、これは一般的に程度の差で使い分けられています。

「非礼」が最もひどい、礼儀からはずれた言動に使われ、会社等では始末書もののケースも含まれます。

一方、「失礼」は大したことのなく、礼儀からはずれたとも言えないような言動に対してもよく使われます。

そして「度重なるご無礼をお許しください」で使われている「無礼」はその中間程度のだと言えます。

「度重なるご無礼をお許しください」を使った例文

・『部下の度重なるご無礼をお許しください』
・『私は無礼なことをされた覚えはありませんが、度重なるご無礼をお許しくださいと謝罪されて戸惑いました』

「度重なるご無礼をお許しください」の類語や言い換え

「度重なる」の類語としては、「繰り返し」や「何度も」や「度々」が挙げられます。

また「無礼」の類語には、先に説明した通り程度の差はありますが「非礼」や「失礼」が挙げられます。

そして最後の「お許しください」の謝罪の言葉は「お詫びいたします」や「お詫び申し上げます」と言い換えることが出来ます。

従って、これらを組み合わせて「繰り返してのご無礼をお詫びいたします」や、「度々の非礼をお許しください」や「何度もの無礼をお詫び申し上げます」と言い換えることが出来ます。

まとめ

「度重なるご無礼をお許しください」とは、「何度も繰り返し行ってしまった礼儀にはずれることやひどく失礼なことを許して欲しい」と言った意味の丁寧な敬語表現です。