ここでは「ご了承いただけますでしょうか」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご了承いただけますでしょうか」とは?
「ご了承いただけますでしょうか」とは?
「ご了承いただけますでしょうか」は、何かについて了承して欲しいという意味で使われています。
しかし、この用い方は間違いなので注意してください。
それは、日本語として「ますでしょうか」という使い方は二重敬語になるためで、正しい用い方にすると「ご了承いただけますか」となります。
それを更に丁寧にしようとして、間違った表現にしてしまったものがこの「ご了承いただけますでしょうか」だと考えられており、無理に丁寧にすればいいというものではないという例の1つだと言っていいでしょう。
「ご了承いただけますでしょうか」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご了承いただけますでしょうか」の使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご了承いただけますでしょうか」は、先のように「ご了承いただけますか」とするのが正しい形です。
よって、以下そちらで統一します。
その「ご了承いただけますか」は、何かについてそうだと承知してもらえるかという意味になります。
例えば、「○○の件は弊社がお引き受けしようと思っておりますが、それについてご了承いただけますか」のような使い方になり、何かをそれでいいと認めて欲しいと用います。
それでいいか、構わないかと聞いているため、この後にはその返答を待つことになるのが通例です。
「ご了承いただけますか」を使った例文
「ご了承いただけますか」を使った例文
・『○○については以上のようにしたいと考えておりますが、ご了承いただけますか』
・『この価格でお願いしたいのですが、ご了承いただけますか』
「ご了承いただけますか」の類語や言い替え
「ご了承いただけますか」の類語や言い替え
・『ご了承お願いいたします』
こちらの表現は、それで構わないかと聞くのではなく、納得してくださいと言い切っている形になります。
そのため、「来月より弊社製品の希望小売価格を以下のように改定いたします。
何卒ご了承お願いいたします」などと使われる表現で、平たく言えば、そうしますと伝えるために用いる表現になります。
まとめ
まとめ
「ご了承いただけますか」は、その内容で承知してもらいたいと考えて使う表現です。
それでいいかと聞いているため、この後には返答を待つことになり、「〜ますでしょうか」と使うのは日本語として間違いなので、そういった用い方はしないように注意してください。