「躍進してまいります」とは?
ビジネスにおけるメールや会話での使い方や敬語の使い方を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「躍進してまいります」とは?
「躍進してまいります」とは?
この言いまわしの「躍進」は「やくしん」と読み、「目覚ましい勢いで発展・進出すること」の意です。
また、「まいります」は「行く」をへりくだって言い表わした謙譲語になります。
「躍」の字は「飛び跳ねる」「素早い」という意味があります。
「進」は「進む」の意で、よってこの言いまわしは「飛び跳ねるように目覚ましい勢いで進んでいきます」といった意味合いになります。
なお、この語句とよく似た言葉に「飛躍」があります。
「飛躍」も「急激に発展して活躍する」という意味ですが、意味合い的にもどちらの言葉もいい意味で使用することが多いようです。
このように「躍進」と「飛躍」は同じように進出・発展することを言いますが、「躍進」は」「段階を踏みながら行なう」のに対して、「飛躍」は「段階を踏まずに行なう」ことにあります。
「躍進してまいります」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意
「躍進してまいります」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意
このフレーズは、例えばあるプロスポーツのリーグ戦において、昨年最下位だった弱小チームが試合に勝ち続け優勝したといったケースを躍進と言います。
いきなり跳びだして発展するのではなく、今年も最下位でのスタートになったもののやがて勝ち続けだして最後には優勝するといった場合が当てはまります。
「躍進してまいります」を使った例文
「躍進してまいります」を使った例文
このフレーズを使った例文をご紹介します。
・『県会議員として躍進してまいります』
・『携帯電話業界で新規参企業として躍進してまいりましたが~』
「躍進してまいります」の類語や言い替え
「躍進してまいります」の類語や言い替え
このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。
・『飛躍して~』
・『発展して~』
・『進歩して~』
・『当社の商品が破竹の勢いシェアを拡大しています』
・『サッカー日本代表は快進撃でワールドカップベスト16に進出した』
・『彼らは忙しくなると獅子奮迅の働きをしてくれる』
・『彼は評論家として頭角を表わした』
「発展」は「物事が進み広がって行くこと」の意で、「進歩」は物事がよい方向に進んで行くこと」の意です。
「破竹の勢い」は「勢いがあまりにも激しく止めようがない状態のこと」、
「快進撃」は「敵を攻撃しながら勢いよく前進すること」の意、「獅子奮迅」は「獅子が奮い立って猛進するような激しい勢いのこと」の意、「頭角を現わす」は「人より才能が抜きん出ていて目立つこと」の意です。
まとめ
まとめ
「躍進」は段階を踏みながら勢いを持って発展していくことを表わす言葉です。
ポジティブでよい意味に使われる語句で、ビジネスの場面でよく使用されます。