「事の経緯」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「事の経緯」というビジネス用語の「意味・使い方・例文・類語」を分かりやすく解説していきます。

「事の経緯」とは?

「事の経緯」とは、「その物事にどのような事情や経過があって現在の状態にまで至ったのかという細かな内容・情報」を意味しているビジネス用語です。

「事の経緯」は、一般的に「ことのけいい」と読まれますが「ことのいきさつ」という読み方がされることもあります。

「事の経緯」の意味は、「物事が現状になるまでの具体的なプロセスや細かな事情」になります。

「物事の始まりから結末に至るまでのいきさつ、あるいは物事の一部始終」を指し示している言葉なのです。

「事の経緯」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「事の経緯」のビジネスメール・会話での使い方は、「ある物事が起こってから現在の状態になるまでの具体的なプロセス、およびそのプロセスを構成している細かな事情」を意味して使うという使い方になります。

「事の経緯」は、「どうしてそういったビジネスのトラブルや問題が起こってしまったのかの具体的な顛末・経過」を指して使われることが多くなっています。

「事の経緯」を使うときの注意点は、「ビジネス関連のある物事(トラブル)についてその物事(トラブル)の一部分だけではなくて、発端・経過・結末までの一部始終を含めて使うこと」が多いということです。

「事の経緯」を使った例文

・『社長から先日の店舗での顧客トラブルについて、事の経緯を詳しく説明してほしいという指示が出ました』
・『事の経緯がまだ分からないので、現時点では関係者の懲戒処分などについては明確なことは申し上げられません』
・『今回の株価暴落について事の経緯が明らかになり次第、株主の皆様に丁寧にご説明を差し上げたいと考えております』

「事の経緯」の類語や言い替え

・『詳しい事情』【くわしいじじょう】
・『一部始終』【いちぶしじゅう】
・『事の顛末』【ことのてんまつ】
・『事の背景』【ことのはいけい】
「事の経緯」は、「ある物事がどうしてそうなったのかの詳しい事情」や「発端・原因から結果までの一部始終」を意味しています。

「事の顛末」とは、「ある物事の始まりから終わりに至るまでの事情」を意味する言葉です。

その物事にどのような事情があるのかを指す「事の背景」も、「事の経緯」と同じような意味を持つ類語として考えることができます。

まとめ

「事の経緯」というビジネス関連の言葉を詳しく解説しましたがいかがでしたか。

「事の経緯」は、「ビジネス・仕事に関するトラブル(不祥事)などが発生したときに、どうしてそのような結果になったのかの具体的な事情・プロセス」を意味して使われる言葉です。

「事の経緯」の意味・使い方・例文・類語をリサーチしたいときは、この記事の解説を参考にしてみてください。