「リーマン」とは？意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

この記事では、「リーマン」の意味を分かりやすく説明していきます。

「リーマン」とは?意味

サラリーマンという言葉の略語ですがサラリーマンという言葉はもとの意味では給与をもらって働く人という非常に範囲の広い言葉で、厳密に意味を適用するとアルバイトや日雇い業務でもサラリーマンと言えなくはないという部分があります。

一般的に使われる際の意味としては月給をもらうという意味合いが強く、それほど偉くない正社員あたりを指す言葉であると言えます。

派遣社員がやや微妙な立ち位置と言えます。

社長は本来の意味ではサラリーマンですが、立ち位置からサラリーマンと別格に受け取られる部分があります。

公務員はもとより、店員や工員などはリーマンとは言わない方向性にあります。

「リーマン・ショック」のリーマンはアメリカの金融会社名の一部であり、サラリーマンとは直接関係がありません。

「リーマン」の概要

リーマンなので平日並ぶことはできない、リーマンなので家族サービスもしないといけないのが大変など、リーマンという言葉はあまりポジティブである、収入が安定している、仕事があるという意味では使われていないと言えます。

就職氷河期の期間では無職、アルバイトでつなぐという人も増え、リーマンよりも立ち位置が厳しい人も増えてはいたのですが、リーマンという言葉が明るいものにはなっていません。

景気がよくなったとしても仕事は辛いという基本が無くなることはないため、あまりリーマンという言葉の立ち位置が変化することはないとも言えます。

言葉としては2000年代以前のほうが使われていた言葉と言えます。

派遣制度、契約社員など雇用体系が変化したことも背景にあり、不況であることも一因とは考えられます。

「リーマン」の言葉の使い方や使われ方

「リーマン15年やってきてこの先不安がないとは言えない」「2000年代前後に中間管理職はいかにもリーマンという描写をしていた時代があるものの給料は良かった」 「店やめてリーマンになろうかな」などの使い方が挙げられますが、リーマン自体は職業名ではないのですが、言葉としては「社員」という立ち位置にあります。

リーマンという言葉自体が若干業界用語的であり、10代から25歳位の人が頻繁に使う言葉ではないと言えます。

「リーマン」の類語や言いかえ

「サラリーマン」悲哀を表す際など意味合いが非常に近いケースも有る「平社員」、「会社員」などが類語として挙げられます。

フリーターやフリーランスなどはリーマンではありません。

まとめ

リーマンという言葉は会社という概念がある限り滅びることはないと言えますが、社会情勢や景気動向などによってやや使われるケースが減っているのも事実ではあり、2022年時点から見て今後使われるケースが増えていく傾向にあるとは考えにくい言葉ではあります。

派遣社員は正社員より立場が低いケースも有ることがリーマンという言葉の立ち位置を相対的に上げたことも言葉として悲哀などが無くなった部分ではあります。