ここでは「長らく」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「長らく」とは?
「長らく」とは?
「長らく」は、結構長い間という意味になる表現です。
よく見聞きする使い方として、「長らくお待たせしました」といった形がありますが、意味の通り、結構長く待たせてしまいましたと伝えるための用い方です。
この「結構」という言葉はアバウトに解釈することができるため、先の使い方では待たせることになった内容によって柔軟な使い方をすることができます。
例えば、1時間程度で終わると考えていたことが3時間も掛かってしまった場合にこの「長らくお待たせしました」と使うことができ、相手に1時間もあればなどと先に伝えればちょうどいい使い方になります。
そして、完成までに3ヶ月ほど掛かる予定だった新しいプログラムがなかなかリリースできず、半年掛かってしまったという時にもこの「長らくお待たせしました」と使うことができます。
「長らく」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「長らく」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「長らく」は、基本的に考えていたより長くなったという時に用いる表現です。
口語、文章のどちらでも用いられており、前述のそれだけ待たせてしまったといった形以外にも、「彼とは長らくお会いしておりません」といったように使うことができます。
この時には結構長い間会っていないという意味なり、その間については使った人次第になります。
ですが、人と会う間隔として使っていることから、ほんの数日程度でこのような使い方をすることはなく、短くとも半年は会っていないという場合に用いられます。
長い時にはその半年から1、2年程度までの間に対して使うことができますが、それよりもっと長い間を表す時には以下で類語としてあげる方を使うといいでしょう。
「長らく」を使った例文
「長らく」を使った例文
・『2日程度と考えておりましたが、長らくお待たせしてしまい申し訳ありません』
・『長らく連絡が来ないので、こちらからしてみようと思います』
「長らく」の類語や言い替え
「長らく」の類語や言い替え
・『永らく』
こちらも同じく「ながらく」と発音し、「長らく」が使える範囲よりもっと長い間のことを指して用いる表現です。
よって、年単位でのこととして使われることがほとんどで、「永らく連絡がなかった彼から突然それがあって驚いた」のような使い方は、短くとも数年ぶり、長ければ10年以上間が空いている時に使える表現になります。
まとめ
まとめ
「長らく」は、結構長い間というアバウトな解釈になり、使い方次第で数時間のことから1、2年くらいまでの間を指して使うものです。
それよりも長い単位として使いたい場合には、類後の「永らく」と言い替えるのが適しています。