この記事では、「ヲチ」の意味を分かりやすく説明していきます。
「ヲチ」とは?意味
「ヲチ」とは?意味
「ヲチ」とは観察や監視を意味するネットスラングです。
何かをしている人を見守る、観察することもあれば、企業の動向を様々な方法でチェックすることも指します。
なにかしている人を「ヲチ」する場合、自分もその人がしているなにかに参加するなどはせず、自分が見ていると悟られないように、自分がいることで相手の行動に影響が出ないように、影から見続けることが「ヲチ」です。
ただ観察対象を観察監視するだけでなく、観察対象が今どういうことをしているかなどの現状を報告したり、観察対象がしていたことに対してどう思うかを話すことまで「ヲチ」に含めることもあります。
「ヲチ」の概要
「ヲチ」の概要
「ヲチ」は2ちゃんねる(現5ちゃんねる)で生まれた言葉です。
観察を意味するウォッチがヲッチになり、更に縮めたものが「ヲチ」になります。
2ちゃんねるでの「ヲチ」は他のスレッドを監視し、監視対象となっているスレの外部でそれについて好き勝手に話すスレッドが「ヲチ」スレと呼ばれていました。
しかし次第にネットゲームでの有名人を観察する「ヲチ」スレも登場したり、有名な人の配信をリアルタイムで感想を言いながら見続けるスレッドが登場し意味が広がっていきます。
その結果観察対象も人だけでなく企業やメディアも含むようになり、スレッドだけでなくSNSなどを監視することも「ヲチ」というようになりました。
「ヲチ」の言葉の使い方や使われ方
「ヲチ」の言葉の使い方や使われ方
相手に気付かれないように相手を見続けることを「ヲチする」という表現にする形で使われます。
「新人アイドルに一目惚れしてヲチしている」「サッカーの大会をヲチする集まり」などが使用例ですが、このように好意的な目、あるいは興味から観察することもあれば、「私のSNSがヲチされてバッシングされていると聞いた」というように、批判的な目や悪意を持って監視されることもある言葉です。
観察や監視する理由の良し悪しは関係なく、ただ相手に自分が見ていると気付かれないよう影から見続けることを「ヲチ」と表現します。
「ヲチ」の類語や言いかえ
「ヲチ」の類語や言いかえ
「ヲチ」と同じ、あるいは類似したスラングはありません。
言い換えとしてはただ見続けるだけなら観察、なにかやらかさないかを注意して見続けるなら監視と言い換える事ができます。
「ヲチ」はウォッチから来ていますが、ウォッチという言葉は日常会話で使われるほど日本では一般的ではない外来語なので、「ヲチ」の元であるウォッチと言い換えることは多くありません。
まとめ
まとめ
自分の知らないところで他人に見られ続けることを不快に思う人もいますが、「ヲチ」には悪意があるとは限りません。
実際に悪意から監視する目的で「ヲチ」する人もいますが、むしろ好意的に見ているからこそ動向が気になる、興味津々ということもあるので、「ヲチ」という言葉自体にネガティブな要素はない点に注意しましょう。