ここでは、タイトルの言葉の意味や敬語表現を、使用例を用いてわかりやすく徹底解説していきます。
「誰に送ります」の意味
「誰に送ります」の意味
この一文は「誰に」と「送ります」という2つの言葉で成り立っており、それぞれを解説していきます。
「誰に」は不特定の人を指す修飾語の一種で、「送ります」は「送る」という動詞の丁寧語です。
不特定の人に対して動詞が言い切りの形で使われているため、この文の意味は「誰に送ります?」という送り先を尋ねる疑問文であることがわかります。
メールや書類、送り先を誤ってしまうミスはありがちです。
この一文は確認作業でもよく用いられます。
「誰に送ります」の敬語での使い方や表現方法
「誰に送ります」の敬語での使い方や表現方法
一見敬語表現のように見えますが、同僚など立場上違いのない関係性で成り立つ口語です。
書面など表記する場合や、上司など目上の方へそのまま使うのは不適切なうえ、疑問文という意味も伝わりづらいものです。
まずは、相手先を尋ねる問いであることをわかりやすくするために「~か」という疑問の終助詞を加えます。
さらに、より丁寧に言い表すために「誰」を「どなた」という尊敬語に言い換えるとよいでしょう。
また、相手に合わせて「送ります」を謙譲語に言い換えることでより敬意を高められます。
目上の誰かに送る場合は「お送りします」「お送りいたします」「お送り申し上げます」のように自分の動作をへりくだって伝えることで相手を高められます。
ちなみに、「送ります」と表記した場合は物理的な事物の移動を意味し、感謝などの気持ちのこもったモノである場合は「贈ります」と書き表すほうが適当です。
何を誰におくるのか、で言葉を使い分けると相手にも誠意と真摯さが伝わるでしょう。
「誰に送ります」の言い換えや使用例
「誰に送ります」の言い換えや使用例
・『あの封筒は、誰に送りますか』
・『このFAXは、どなたにお送りしますか』
・『この返信は、どなたにお送りいたしましょうか』
「か」を加えることで文の意図がはっきりしました。
また「送ります」を言い換えることによってより違和感のない、丁寧な言葉遣いになっていることがわかります。
まとめ
まとめ
シンプルな言葉こそ、うまく言い換えることで言葉遣いの上手さが相手に伝わります。
「誰に送ります」とは「誰に」対して「送る」ことをすればいいのか確認する疑問文です。
「誰」にも「送ります」にも敬語表現があるので、使い分けてビジネス上のコミュニケーションでも失礼のない表現をしましょう。