この記事では、プライベートでもビジネスシーンでもよく使われるフレーズの「お口に合いましたら幸いです」について、その意味や使い方を徹底解説します。
「お口に合いましたら幸いです」とは?
「お口に合いましたら幸いです」とは?
「お口に合いましたら幸いです」のフレーズを分解して、少し詳しく説明します。
まず最初の「お口」は「口」に敬意を示す接頭辞の「お」が付けられた言葉で、ここでの「口」はいわゆる身体の部位の「くち」ではなく、「味覚」の意味で使われています。
次の「合いましたら」は、「合う」の可能形である「合えば」の丁寧語で、「一致すれば」と言った意味の表現です。
そして最後の「幸いです」は「嬉しいや、望ましい」を意味する「幸い」に丁寧語の「ます」が付けられた言葉です。
従って、「お口に合いましたら幸いです」は「味覚に一致すれば嬉しいです」、すなわち「美味しいと思ってもらえば嬉しいです」と言った意味の、丁寧な敬語表現となります。
「お口に合いましたら幸いです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お口に合いましたら幸いです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「お口に合いましたら幸いです」のフレーズは、相手の方に食べ物やお菓子類を贈る際に使われる表現です。
吟味して選んではいるのですが、味覚は人それぞれであるためと、謙遜の意味から、このフレーズがよく使われるのです。
ビジネスシーンでは具体的には、お中元・お歳暮や旅行のお土産や色々なシーンでの手土産等を、相手の方に手渡す際や、贈り物を送付したことを知らせる手紙やハガキ等で使われます。
「お口に合いましたら幸いです」を使った例文
「お口に合いましたら幸いです」を使った例文
・『夏休みに出かけた信州のお土産です。お口に合いましたら幸いです』
・『日本酒がお好きとお伺いしていたので、地元の銘酒をお送りしました。お口に合いましたら幸いです』
・『地元の和菓子店の銘菓です。お口に合いましたら幸いです』
「お口に合いましたら幸いです」の類語や言い換え
「お口に合いましたら幸いです」の類語や言い換え
「お口に合いましたら幸いです」は、少し冗長的な表現なので、それを払拭した表現の「お口に合えば幸いです」や「お口に合えば幸いに存じます」や「お口に合えば幸甚です」等と言い換えることも出来ます。
また、全く表現を変えて、「ご賞味ください」や「ご賞味いただければ幸いです」と言い換えることも可能です。
まとめ
まとめ
「お口に合いましたら幸いです」は「味覚に一致すれば嬉しいです」、すなわち「美味しいと思ってもらえば嬉しいです」と言った意味の、丁寧な敬語表現です。
相手の方に食べ物やお菓子類を贈る際に使われる表現です。
具体的には、お中元・お歳暮や旅行のお土産や色々なシーンでの手土産等を、手渡したり送ったことを知らせるハガキ等で使われます。