ここでは「ご報告申し上げます」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご報告申し上げます」とは?
「ご報告申し上げます」とは?
「ご報告申し上げます」は、この前にその内容があり、最後にそのように報告しますと使う場合と、この表現から会話を始める場合の2つの使い方がある表現です。
前者では、一例として「入場は特に混乱もなく、スムーズに進んでいます。
以上、ご報告申し上げます」などと現場からその上に報告するといったような使い方にになります。
後者の場合、最初からこの表現を使って「ご報告申し上げます。
入場ですが、今のところ順調のようです」といった形になり、どちらの場合も「申し上げます」と使うべき相手に使うことになるため、対象はビジネスでの上司になることが多いです。
その場合でも少々仰々しい表現に見えてしまうので、これという報告の時にのみ使うものだと考えておきましょう。
「ご報告申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご報告申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご報告申し上げます」は、先のように少し丁寧過ぎる使い方になってしまうことがあるため、無理にこのようには使わず、以下で類語として紹介する少し砕いた表現の方が合っている場面も多いです。
そこまでの内容ではないことにこの「ご報告申し上げます」と使ってそれを知らせるとなると、どうしても畏まった使い方に見えてしまい、その会話自体が堅くなってしまいます。
自分より立場かなり上になる相手であればそれほど問題になることはありませんが、無理にこのように使うと何をそこまで畏まっているいるのかと思われてしまう場合があるため、それには注意が必要です。
尚、文章で用いる時には最初からこの表現を用いることはせず、一番最初の例のように伝えるべき内容を書いた後に「以上、ご報告申し上げます」といった使い方になります。
「ご報告申し上げます」を使った例文
「ご報告申し上げます」を使った例文
・『先月の売上ですが、目標を無事達成することができました。以上の通りご報告申し上げます』
・『ご報告申し上げます。渋滞がありまして、到着が20分ほど遅れるとのことです』
「ご報告申し上げます」の類語や言い替え
「ご報告申し上げます」の類語や言い替え
・『お知らせいたします』
意味や使い方は「ご報告申し上げます」と同じなので、そのように使うのはいかにも堅いと思った時にはこちらに言い替えるといいでしょう。
上の例文もどちらもこれに置き換えることができ、この表現でも誰に対して使っても失礼になることはありません。
まとめ
まとめ
「ご報告申し上げます」は、伝えるべき内容の後にそのように報告しますと使う場合と、この表現の後にその内容を続ける場合の2つの使い方があります。
どちらもそれなりに畏まった使い方になるため、無理にこのようには用いずに類語の「お知らせいたします」の方が適している場面も多いと覚えておくといいでしょう。