ここでは「下記のとおり」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「下記のとおり」とは?
「下記のとおり」とは?
「下記のとおり」は、これより下で示す通り、という意味になる表現です。
よって、口語で使うことはなく、文章で用いられる表現となっており、何かについてそこまでの文章中で説明するよりも別記にした方が分かりやすいと考えて、そのような形にする場合に用います。
例えば、「商品のラインナップと価格は下記のとおりです」と使った時には、これより下に商品の種類やそれぞれの価格の一覧などが記載されることになります。
「とおり」としていますが、「通り」と漢字にして使うことが多く、その方が締まって見えるため、特にビジネスシーンではそのように使うと考っていることが多いです。
先のような何かの一覧といった内容ではなく、文章中ではその内容について軽く触れる程度にしておき、「詳細は以下のとおりです」といったような用い方も多く見られます。
「下記のとおり」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「下記のとおり」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「下記のとおり」は、その別記する内容が何かの理由になることも多いです。
その時には、「残念ながら、今回は見合わせていただくこととなりました。
その具体的な理由は以下のとおりです」のような使い方になり、ビジネスだけでなく、プライベートでも何かの説明をするような文章でそのような用い方をすることがあります。
日程などについて使われることも多く、「開催要綱は下記のとおりになります」のような使い方がそれにあたり、その日程や開催場所などが別記されるという具合です。
前述のように、要は別に記載した方が分かりやすいと思う内容がある場合に用いられる表現のため、文章中で触れるだけで構わない程度のことであれば、無理にこの表現を使って別記にする必要はありません。
「下記のとおり」を使った例文
「下記のとおり」を使った例文
・『このメニューに使われている材料の一覧は下記のとおりです』
・『今回の決定をなった具体的な理由は下記のとおりになります』
「下記のとおり」の類語や言い替え
「下記のとおり」の類語や言い替え
・『以下のとおり』
この「以下の」としても、「下記の」と同様の解釈で使うことができます。
この2つは表現的にほどんど違いがないため、どちらを用いても意味が変わることはなく、どちらの方がビジネスシーンに適しているといったこともないので好きな方を使って構いません。
まとめ
まとめ
「下記のとおり」は、それよりも下で挙げる通りという意味になります。
類語として挙げた「以下のとおり」としても同じ解釈になり、そちらと共にその内容は別記した方が分かりやすいと考えて用いる表現になります。