「勤しんでください」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「勤しんでください」とは?
「勤しんでください」とは?
「勤しんで」は、「いそしんで」と読みます。
これは、「勤しむ」の語尾を活用したものです。
「勤しむ」には、「何かに熱心に取り組む、励む」という意味があります。
多くの場合は、仕事や勉強に対して使用されます。
しかし、遊びや趣味に対して使用しても問題のないものです。
例えば「仕事に勤しむ」としてもよいですし、「遊びに勤しむ」としてもよいのです。
ここでは「勤しんでください」と表現していることから、勤しむことを相手に要求していることが分かります。
「ください」は「くれ」の尊敬語なのです。
「勤しんでください」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
「勤しんでください」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「勤しんでください」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが防災訓練を担当していたとします。
勤務時間中に避難訓練する際に、社員を指揮する役割を担うのでした。
そして、無事に訓練が終わったので、社員には仕事に戻るように指示することになりました。
このような場合には、「これにて訓練を終了しますので、各自仕事に勤しんでください」と述べるとよいでしょう。
これにより、仕事に励むように、社員に伝達できるのです。
この言葉を使用する場合は、「勤しんで」の使い方に注意しましょう。
「励む」というのは、取り組み姿勢を含めた行動を表現した言葉です。
「行く」や「する」などのシンプルな動詞と異なり、相手の姿勢にまで言及するものなのです。
そのことを注意して、使用する相手や状況を選ぶべきなのです。
「勤しんでください」を使った例文
「勤しんでください」を使った例文
「勤しんでください」を使った例文を挙げます。
例文のように、相手に励むように要求する場合に、「勤しんでくださ」を使用するとよいでしょう。
・『早速ですが、勉強に勤しんでください』
・『それではみなさん、仕事に勤しんでください』
・『これにて終了しますので、各自の仕事に勤しんでください』
「勤しんでください」の類語と敬語での言いかえ
「勤しんでください」の類語と敬語での言いかえ
「勤しんでください」の類語と敬語を解説していきます。
「勤しんでください」の類似表現
「勤しんでください」の類似表現
「勤しんでください」の類似表現には、「励んでください」があります。
「勤しむ」と「励む」は表現の異なる同じ意味の言葉と考えてよいでしょう。
「勤しんでください」の敬語表現
「勤しんでください」の敬語表現
「勤しんでください」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「勤しんでいただきたく存じます」に言いかえできます。
まとめ
まとめ
このように「勤しんでください」は、相手に何かを励んでもらう事を要求するフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉なので、おぼえておくとよいでしょう。