「新年度を迎えることが出来ました」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

ここでは「新年度を迎えることが出来ました」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「新年度を迎えることが出来ました」とは?

「新年度を迎えることが出来ました」は、例年4月から翌3月の1年間を年度として扱っているビジネスシーン、または4月からが新学期となる学校関係で使われることの多い表現です。

新しい年度に入ることができたという意味になるため、この表現以外の文言はそれに合ったものを選んで文章にして用います。

例えば、「未曾有の不況の中ですが、何とか無事に新年度を迎えることが出来ました」といったような使い方になり、この場合、きわめて厳しい不況の中ながら、何とか新しい年度に入ることができたと言っています。

ビジネスシーンではそのような使われ方が多く見られ、口語で使うことはまずなく、そのような文章にして用いられる表現です。

「新年度を迎えることが出来ました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「新年度を迎えることが出来ました」は、学校関係の場でもよく見掛けることがある表現です。

そちらで使われる場合、ビジネスシーンとは違って「無事に進級し、気持ちよく新年度を迎えることができました」のような形になることが多く、あまりネガティブな用い方はしない表現です。

ビジネスでは先の例のような、何とか新しい年度に入ることができたといったあまりポジティブには聞こえない例が多いながら、謙遜から用いることも多いため、実際にそこまでのシチュエーションだということはあまりなく、他社に対し、当社も頑張っているというアピールとして使っているケースが多いです。

そのようにビジネスで他社に対して用いる場合には、この後に「今年度もよろしくお願いいたします」などと続けて締める使い方になります。

「新年度を迎えることが出来ました」を使った例文

・『弊社も何とか無事に新年度を迎えることが出来ました。今年度もどうぞよろしくお願いいたします』
・『無事に大学に合格し、新たな気分で新年度を迎えることが出来ました。今年度からは大学生として頑張っていく所存です』

「新年度を迎えることが出来ました」の類語や言い替え

・『新年を迎えることができました』
こちらは年度ではなく、1月から12月の1年間で新しい年に入った時に使う表現です。

「厳しい年末商戦も終わり、無事に新年を迎えることができました」のようにビジネスで使われるなど、通常の1年の単位でそれが新しくなることに合った文言と共に文章にして用いられます。

まとめ

「新年度を迎えることが出来ました」は、新しい年度に入ることができたことに合った文言と共に文章で使われる表現です。

そのため、ビジネスシーンでは厳しいながら何とかといった用い方が多くなり、他社への謙遜から使っていることが多く見られます。