SNSなどで使われているネット独特の表現「脱オタ」とはどのような意味なのでしょうか。
今回は、「脱オタ」とはの意味と類似表現について解説します。
「脱オタ」とは?意味
「脱オタ」とは?意味
「脱オタ」とは、「オタクをやめること」を意味する言葉です。
「脱オタ」の概要
「脱オタ」の概要
ハマッていたものをやめることを「脱する」といいます。
「脱オタ」とは「はまっていたオタク趣味をやめてオタク生活から抜け出すこと」を表します。
特定の趣味や楽しみにハマる人を意味する「オタク」は80年代から広まった言葉で今では一般用語として当たり前に使われています。
もともとは同じ趣味を持つ人達の間で使われていた呼び方から発生した言葉ですがアニメや漫画などにハマる人を指す言葉として定着し現在言い足ります。
「オタク」という言葉は2000年代前半まで非常にネガティブな意味合いで使われていました。
「アニメや漫画にハマる性格が暗い人」「身なりに気を使わず趣味にのみ没頭している」「犯罪予備軍」といったような差別的な意味合いで使われていましたが、2000年代ニナルとインターネットの普及により状況が大きく変わります。
オタクの姿をユーモア交じりに描いた2ちゃんねる発の作品「電車男」をきっかけにオタクに対する世間の風向きは大きく変わり、これ以降オタク趣味そのものの神道とともに旧来のネガティブなイメージは薄まり肯定的に受け入れられているのが現状です。
そんなオタクにとっては行きやすい状況になりつつありますがまだまだオタクに対する偏見は少なくありません。
特に外見に関して無頓着なオタクは多く、現状の改善を目指して主にファッション面でオタクからの脱出を目指す人を指して「脱オタ」と呼んでいます。
「脱オタ」には「オタク趣味をやめること」と「オタクイメージを脱すること」のふたつの意味があります。
「電車男」能作中でも主人公がいかにもオタクなイメージを抜け出すために身なりに気を使う描写がありますがそれこそが「脱オタ」です。
アニメや漫画、鉄道などかつては白い目で見られることも多かったオタク趣味が世間に受け入れられている現状において趣味そのものを捨てる「脱オタ」はあまり見られません。
「脱オタ」の言葉の使い方や使われ方
「脱オタ」の言葉の使い方や使われ方
・『脱オタの第一歩としておしゃれなブランドの洋服を買いに行く』
・『脱オタに成功したからといって持てるとは限らない』
・『彼女は脱オタに成功してから性格が明るくなった』
・『恋人がほしいので脱オタを決意する』
「脱オタ」の類語や言いかえ
「脱オタ」の類語や言いかえ
・オタ卒
「オタクを卒業すること」を意味する言葉です。
「脱オタ」がはまっていて抜け出せないものから脱出するような強い決意を含む表現であるのに対し、こちらは無理せず自然にオタクからやめる様子を表します。
まとめ
まとめ
かつてはほとんどネガティブな意味でしか使われなかったオタクという表現ですが今では当たり前に使われているだけでなく肯定的な意味でも用いられています。
「脱オタ」の深刻さも今と昔では大きく違いますが今でも一大決心でオタクをやめる人は少なくありません。
決意を抱いた人をバカにするような態度は控えましょう。