「バックラー」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

ネットで使われている俗語に「バックラー」という言葉があります。

この言葉は具体的にどのような意味で使われているのでしょうか。

今回は、「バックラー」の意味と類似表現について解説します。

「バックラー」とは?意味

「バックラー」とは?意味

「バックラー」とは、「アルバイトを無断でやめて逃げ出す人」を意味するネットスラングです。

「バックラー」の概要

「バックラー」の概要

その場から逃げ出すことを俗に「バックレる」といいます「バックレる」という言葉はもともと「しらばっくれる」に由来します。

本来はその場にいなければいけないにもかかわらず素知らぬ顔で立ち去ってしまう「しらばっくれていなくなる」様子から勝手にいなくなることを「バックレ」と呼ぶようになり動詞として「バックレる」と表現します。

「バックラー」というのは「バックレ」に英語で「~する人」という意味を表す「er」がついた造語です。

「バックレer」から誕生した「バックラー」の意味は「バックレる人」であり、「逃げることや放り出すことにためらいがなく無断でいなくなる人」を指します。

ネットスラングとしての「バックラー」は逃げる人全般を指す意味もありますが、主に「アルバイトを放り出してバックレる人」の意味で使われています。

アルバイトがきつく辞めたくなることは珍しくありませんが普通の人は上司に申し出てから辞めたり更新期限まで勤めあげたりとルールを守ってきちんと退職するものです。

そのような正規の手続きを経て辞めるのではなく、職場を放り出す形で無責任に逃げ出してしまう人を指して「バックラー」といいます。

任された仕事を「バックレる」ことから誕生した「バックラー」というネットスラングですが、このような言葉が定着するほどそのように無責任な人が多いということです。

「バックラー」の中でも程度や状況に応じて格付けがなされています。

数ヶ月間仕事を続けてから突然やめてしまうのは世間一般からすれば十分非常識な行動ですが「バックラー」の中ではまだまだ普通レベルです。

上級になるとアルバイトを初めてから数日、さらにはアルバイトを始めた当日にやめてしまう強者「バックラー」もいます。

アルバイトを雇う立場で働いている人からすると「バックラー」は珍しい存在ではなく、地域や職種によっては採用しても「バックラー」ばかりで次々にやめてしまうケースもあるほどです。

「バックラー」の言葉の使い方や使われ方

「バックラー」の言葉の使い方や使われ方

・『今までで一番のバックラーはアルバイト開始から15分で辞めた奴だ』
・『バックラーのせいで真面目なアルバイトが尻ぬぐいさせられている』
・『半日で無断退職したくせにアルバイト料の支払いを要求するとは図々しいバックラーもいたものだ』
・『バックラーが出たせいで急きょシフトに入ることになった』

「バックラー」の類語や言いかえ

「バックラー」の類語や言いかえ

・逃げぐせ
「すぐに逃げだす習性」を意味する言葉です。

すぐに仕事をやめたり困難から逃げ出したりする人のことを「逃げぐせがある」と表現します。

・エスケーパー
「自分の判断で率先して逃げる人」を意味する言葉です。

「バックラー」とは似た意味の言葉ですが「バックラー」が無断で逃げ出すのに対し、こちらはきちんと手順を踏んだ上で合法的に逃げる人を指します。

まとめ

まとめ

ネットスラングとして使われている「バックラー」ですが突然いなくなられる方からするとたまったものではありません。

どの職場でも一人くらいはそんな問題人物がいた経験があるものなので興味のある方は調べてみてください。

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