この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「経験を糧に」について、その意味や使い方等を徹底解説します。
「経験を糧に」とは?
「経験を糧に」とは?
「経験を糧に」のフレーズにおける「経験」とは、「 実際に見聞きしたり、行ったりすること及び、それによって得られた知識や技能のこと」を意味する言葉です。
また、「糧」の読みは「かて」で、「食糧や食物」及びそこから派生して「精神や生活の活力の源泉」を意味する言葉です。
ここでは後者の意味で使われています。
従って、「経験を糧に」とは、「経験で得られた知識や技能を活力の源泉にして」との意味になります。
「経験を糧に」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「経験を糧に」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「経験を糧に」とのフレーズは、少し難しい仕事に挑戦する機会が与えられ、それを何とかこなした場合に、「この貴重な経験を糧に、今後も一層頑張ってまいります」と使ったりします。
また、この表現は、同じシチュエーションで失敗に終わった場合でも「今回の失敗の経験を糧にして、二度と失敗することがないようスキルアップに努めます」等と使われたりします。
さらに、異動等で職場が変わる際に、元の職場の方に激励された返答として「ここでの経験を糧にして新任地でも頑張る所存です」等と使われたりもします。
ビジネススキルは、成功や失敗の経験から学び、それをベースに自己研鑽することで向上し、成長するものです。
従って、「今後の成長のために経験を役立てること」を上手に言い換えた、この「経験を糧に」とのフレーズがビジネスシーンで、しばしば使われるのです。
「経験を糧に」を使った例文
「経験を糧に」を使った例文
・『ビジネススキルは成功や失敗の経験を糧に、努力を重ねることで向上するものです』
・『今回のプロジェクトリーダーの貴重な経験を糧に、更に仕事に精進するつもりです』
・『ここで教えていただいたことや、経験を糧に、転勤先でも戦力になれるよう頑張ります』
「経験を糧に」の類語や言い換え
「経験を糧に」の類語や言い換え
「糧にする」の類語としては、「教訓にする」や「バネにする」や「肥やしにする」や「血肉とする」や「踏み台にする」等が挙げられます。
従って、「経験を糧にする」は「経験を教訓にする」や「経験をバネにする」や「経験を肥やしにする」や「経験を血肉とする」や「経験を踏み台にする」等と言い換えることが出来ます。
まとめ
まとめ
「経験を糧に」とは、「経験で得られた知識や技能を活力の源泉にして」との意味になります。
このフレーズは、仕事で貴重な経験をした際に、それが成功しても、失敗しても、いずれの場合にも使われます。
また、転勤等で職場を去る際に、元の職場の人に激励の言葉をもらった返答に、使われたりもします。