「お勤めご苦労様です」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

ここでは「お勤めご苦労様です」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「お勤めご苦労様です」とは?

「お勤めご苦労様です」とは?

「お勤めご苦労様です」は、働いていることに対してのねぎらいの言葉になる表現です。

「毎日お勤めご苦労様です」のような使い方になり、夫婦間で専業主婦になる妻が会社に勤務している夫に対して用いたり、社内で残業を頑張っている人に対して「遅くまでお勤めご苦労様です」などと使うことが多いです。

ですが、この「ご苦労様」という表現は、基本的に上から下へ使うことになるため、間違っても上司に対して使うことはできず、目上の人にも使うべきではありませんが、近年ではあまりそういったことを気にせず用いる場面もまま見られます。

ですが、年配の人ほどそう使うべきではないと考えている節があるのは間違いないため、職場では同僚や自分より立場が下になる相手だけに使うのが無難だと言えるでしょう。

「お勤めご苦労様です」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「お勤めご苦労様です」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「お勤めご苦労様です」は、口語、文章のどちらでも用いることができますが、直接その相手に口語で伝える使い方がよく見られます。

先のように、目上の人には使うべきではありませんが、他社に対しても適しているとは言えない表現なので、そちらに対しても使うべきではありません。

また、この「お勤めご苦労様です」と映画やドラマで刑務所から出所してくる人間に対して用いているシーンを見たことがある人も多いと思います。

中での拘留期間や刑務作業をお勤めと称して、それに対して使っていると思われる例になりますが、この場合もその相手が下の立場でないとおかしい使い方になってしまいます。

ですが、そういった作中では明らかに上の立場と思われる人物に使っていることも少なくなく、そこから目上の人にも使えると勘違いしてしまった人も居るかも知れません。

あのような使い方はあくまで映画やドラマの中だけなので、実際には上司や目上の人には使わないように注意してください。

「お勤めご苦労様です」を使った例文

「お勤めご苦労様です」を使った例文

・『毎日遠い所までお勤めご苦労様です』
・『こんな時間までお勤めご苦労様です。さすがにもう遅いので、いいところで切り上げてください』

「お勤めご苦労様です」の類語や言い替え

「お勤めご苦労様です」の類語や言い替え

・『お勤めお疲れ様です』
この「お疲れ様」は、「ご苦労様」と違い、目上の人に対して使っても構わないねぎらいの表現になります。

他社に対して使うこともできるので、使える相手が限られる「お勤めご苦労様です」より広く用いられています。

まとめ

まとめ

「お勤めご苦労様です」は、自分と同格か下の立場になる相手に対してのねぎらいとして使われる表現です。

勤務に対するねぎらいになりますが、趣味の団体などで何かの役目をこなしているという時に使うこともできます。

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