この記事では「差し支えなければお願いします」について解説をします。
「差し支えなければお願いします」とは?意味
「差し支えなければお願いします」とは?意味
支障がなければ、あることをしてください、という意味です。
「差し支え」は、都合がよくない事情、支障という意味になります。
物事が行われる妨げとなるような事柄をいいます。
「なければ」は、ないと仮定する意を表します。
「ば」は、実現していない事柄を成立したものと仮定をする意です。
「お願いします」は、人に物事を頼むときに用いる語です。
「ます」は敬意を表します。
「差し支えなければお願いします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「差し支えなければお願いします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、聞き手の事情に配慮をしながら、何かをお願いするときに用います。
「そうしてください」と無理やり何かをやらせるのではなく、「できればそうして欲しい」という意味合いです。
たとえば、話し手が他社を訪問することになったとします。
この会社は駅から遠い場所にあり、交通の便がよくなく、駅からはタクシーを利用していかなければなりません。
訪れるのは大変だろうと思い、その会社の人が「迎えに行きましょうか」と申し出てくれました。
迎えに来る側に問題がないようならば、そうして欲しいと話し手は思っています。
そのときにこの言葉を使用します。
迎えの車を出すのは、時間も労力もかかり大変でしょう。
その事情に配慮をして、このような伝え方をします。
前に述べられた事柄から、何をお願いしているのか判断できます。
しかし、「差し支えなければ」と「お願いします」の間に、お願いしたい事柄を述べると、意味がわかりやすくなります。
「差し支えなければお願いします」を使った例文
「差し支えなければお願いします」を使った例文
・『お手数をおかけして申し訳ありませんが、差し支えなければお願いします 』
「差し支えなければお願いします」の返答や返信
「差し支えなければお願いします」の返答や返信
何をお願いされているのかによって、返す言葉が変わります。
「これをやってください」とお願いされているなら、それができるのか、できないのかを答えます。
無理をして行う必要はありませんが、行えば相手はよろこぶはずです。
「ある事柄を教えてください」という場合は、問題がないならば教えます。
事情があって教えられないこともあるはずです。
相手はそのことを理解しているので、教えられないならば断わって構いません。
「無理です」などきっぱりとした言い方ではなく、「申し訳ありませんが」など一言添えて気遣いを示すのが望ましいです。
まとめ
まとめ
この言葉は、何かをお願いするときに用います。
相手の事情に配慮をした言い方です。
また、無理をしてそれをする必要はないという意味も含まれています。