「起算日」とは意味や使い方、例文も解説

「起算日」の解説

「起算日」の解説

「起算日」というビジネス用語・法律用語の言葉は、「ある期間を数え始める際の最初の日・期間計算における第一日目」のことを意味しています。

「起算日」というのは、「いつから売掛金(手形で支払う金額)を計算しはじめるのか・いつからその契約が有効なのか・いつから金利(利子・利息)が付き始めるのか・いつから申し込みや請求が可能になるのか」などを示している特定の日にちのことなのです。

「起算日」の使われ方

「起算日」の使われ方

「起算日」の使われ方は、「法的な期間計算を行う場合の第一日目」「期間計算である期間を数え始める時の最初の日」を意味して使うという使われ方になります。

「起算日」というのは、「法律的に有効となる期間の計算をする時の初日・第一日目」を指して使われる法律用語なのです。

例えば、「この掛け取引の起算日は毎月の10日、締め日はその翌月の5日になります」といった文章で使うことができます。

「起算日」の例文

「起算日」の例文

「起算日」を使用した例文を紹介します。

「手形を使った支払いをするためには、商取引をするお互いが起算日と締め日に同意しておく必要があります」
「起算日の認識が間違っていると、支払うべき金額の正確な理解ができなくなってしまいます」
「法律的に有効なビジネスの契約をする場合には、起算日と締め日、実際の決済日の違いを知っておくべきです」
「起算日について間違った理解をしていたので、危うく手形の支払いができずに信用を失うところでした」
「この申請がいつから可能になるのかは、書面に記載されている起算日をご確認ください」

「起算日」の類語・関連語

「起算日」の類語・関連語

「起算日」の類語・関連語として、「初日・第一日目・最初の日・期間計算を開始する日」などがあります。

「起算日」という法律用語は、「法的に有効な期間計算を行う時の最初の日(初日)・第一日目」のことを意味しています。

「起算日」というのは、「この日から法律的に有効となる支払い(債権・債務)や契約がスタートするという特定の日にち」のことを指し示しているのです。

それらの意味合いから、「起算日」と類似した意味を持っている類語・関連語として、「初日・第一日目・最初の日・期間計算を開始する日」を挙げられます。

「起算日」の対義語

「起算日」の対義語

「起算日」の対義語として、「満了日(まんりょうび)」があります。

「起算日」という法律用語は「法的に有効な期間計算が始まる最初の日・第一日目」のことを意味していますが、「満了日」のほうは「法的に有効なある期間計算が終了する日」という反対の意味を持っている言葉になります。

「起算日」とその対義語である「満了日」は、「手形を使用する信用取引(売掛金が発生して手形で後払いする取引)」において使われる法律用語になっています。

「起算日」に関連する「初日不算入(~の日から)」の豆知識

「起算日」に関連する「初日不算入(~の日から)」の豆知識

「起算日」に関連する知っておくと役立つ補足的な豆知識として、「~の日から」「~から起算して」の日にちの数え方の違いがあります。

「~の日から7日」という契約書の記載がある場合には、「~の日」「期間計算の初日(最初の日)に含まない」という意味合いになります。

「~の日から」に対して「~から起算して」という記載が契約書にある場合は、「~の日」「期間計算の初日(最初の日)に含む」という大きな意味の違いがあるのです。

民法140条を根拠として、「~の日から」という規程が契約書などに定められている場合は、原則として初日は参入しないという決まりがあります。

この民法に基づく「~の日から」にまつわる「初日は含まない」の原則のことを、「初日不算入の原則」と呼んでいます。

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