「お時間を頂戴しありがとうございました」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

ここでは「お時間を頂戴しありがとうございました」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「お時間を頂戴しありがとうございました」とは?

「お時間を頂戴しありがとうございました」とは?

「お時間を頂戴しありがとうございました」は、こちらのために時間を割いてもらったお礼として使われる表現です。

実際にその人と対面していた別れ際に、「本日はお時間を頂戴しありがとうございました」のように用いたり、後ほど文章にて「先日は貴重なお時間を頂戴しありがとうございました」などと使うことができます。

そのように、この前に「貴重な」とつけて用いられることが多く、こちらのために大切な時間をとってもらったことへのお礼として色々な場面で使われています。

ビジネスシーンでは他社を相手に使うことがほとんどで、こちら側からお願いをして会ってもらった、自社まで来てもらったといったような時には最後にこのように伝えるのが礼儀だと言うことができます。

「お時間を頂戴しありがとうございました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「お時間を頂戴しありがとうございました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「お時間を頂戴しありがとうございました」は、定型句として使われる表現なので、それほど長くならなかった時でも問題なく使うことができます。

ですが、立ち話レベルの会話の場合には大袈裟になってしまうため、お互いに席に着いて少なくとも10分程度の会話があったという場合に使われるのが通例です。

少し形を変えて、「お時間を頂戴しましてありがとうございました」とすると僅かながら丁寧になり、ビジネスではそちらの方がよく使われています。

この後は「それではお話ししました内容でよろしくお願いいたします」などという締め方にすることが多いですが、語尾を「ございます」と変えると冒頭で使う表現に変わり、こちらの形では文章で用いることはなく、その相手と会ったその場で最初に使うことになります。

「お時間を頂戴しありがとうございました」を使った例文

「お時間を頂戴しありがとうございました」を使った例文

・『本日はお時間を頂戴しありがとうございました。お会いできまして嬉しく思います』
・『貴重なお時間を頂戴しありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします』

「お時間を頂戴しありがとうございました」の類語や言い替え

「お時間を頂戴しありがとうございました」の類語や言い替え

・『お手間を取らせてしまい申し訳ありませんでした』
こちらもその相手との別れ際、または後から文章で使う表現で、手間を取らせてしまったことへのお詫びになります。

時間をとらせてしまったことを手間をとらせたと言い替えているだけなので、意味するところは一緒ですが、「お時間を頂戴しありがとうございました」がお礼の表現になるのに対し、こちらはそのお詫びとして用いるため、多少性質が異なります。

まとめ

まとめ

「お時間を頂戴しありがとうございました」は、相手にこちらのために時間をとってもらったことへのお礼になる表現です。

この形では最後に用いるのが通例で、語尾を「ございます」とすると、最初の挨拶として使えるようになります。

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