ここでは「お知らせ願います」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「お知らせ願います」とは?
「お知らせ願います」とは?
「お知らせ願います」は、「知らせてください」という意味になります。
それを堅くした表現だと考えていいですが、特に丁寧な使い方にはなっていません。
そのため、使う相手やシーンには注意が必要で、間違っても上司や目上の人に対して使ってはいけません。
そのような時にはこの表現を丁寧にした「お知らせいただけますか」という形がよく使われており、そちらであれば他社に対して使っても問題ありません。
元の形では「何かあればすぐにお知らせ願います」のような使い方になりますが、このように使う相手はある程度親しい仲か、こちらの方が立場として上だという場合になると考えてください。
そうでないと失礼になってしまうので、ビジネスの場ではあまり用いない方が無難です。
「お知らせ願います」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お知らせ願います」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「お知らせ願います」は、何かを「知らせてください」と使う表現になるため、丁寧さがない点はともかく、そのお願いになります。
ですが、相手がその通りにしてくれるとは限らないため、あくまでそうして欲しいと伝えているだけです。
その点を踏まえて、「もし○○があれば急ぎでお知らせ願います」や「その際には必ずお知らせ願います」といったような使い方をすることも多く、そういう緊急性や連絡が必須だという文言と一緒にすることで、条件に合った時に可能な限り返答を促す用い方ができます。
口語で使われることもありますが、文章で先のような何かがあった時には知らせて欲しいという使い方をすることが多く、ビジネスシーンでも丁寧にした「お知らせいただけますか」の形でよく同様の用い方をされています。
「お知らせ願います」を使った例文
「お知らせ願います」を使った例文
・『そのようなことがあれば、すぐにお知らせ願います』
・『もし商品の破損や初期不良などがありましたら、到着から1週間以内にお知らせ願います』
「お知らせ願います」の類語や言い替え
「お知らせ願います」の類語や言い替え
・『お知らせ願えますか』
少し形を変えてこのようにすると、元の形より丁寧な表現になります。
謙譲表現になっているので、こちらであれば目上の人に対して用いても問題ありませんが、前述の「お知らせいただけますか」の方が相手への当たりが柔らかく、それをして欲しいとお願いするために使う表現だけに、ビジネスではそちらの方が向いています。
まとめ
まとめ
「お知らせ願います」は、「知らせてください」を堅くした表現です。
目上の人に使うには向いていないため、そういう場合には丁寧にした「お知らせ願えますか」や「お知らせいただけますか」などとして使うのが一般です。