ここでは「手前味噌ですが」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「手前味噌ですが」とは?
「手前味噌ですが」とは?
「手前味噌ですが」は、自分ながらによく出来た、出来がいいといった時に用いる表現になります。
つまり、自分が行った内容、出来を自分で褒めているという使い方になり、「手前味噌ですが、うまくできたと思っています」などと用いる表現です。
本当にそう思っているからこそ使う表現ですが、自らこのように言い出すのはどうかと思われる場合が多いので、まず相手からこれはとてもいい、いい出来だなどと評価されて初めて使うという流れになることが多い表現です。
相手から先に褒めてもらえれば、そうなんです、自分でもそう思いますといった具合に使う表現だと覚えておくとよく、原則的にあまり自慢げにならないように用いるものです。
「手前味噌ですが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「手前味噌ですが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「手前味噌ですが」は、口語、文章のどちらでも使うことができますが、その場で口語で用いる機会が多いです。
先のように、相手からこちらの何かの結果などを評価された際に、自分でもそう思いますといった使い方になるため、それ以外の言葉の選び方も大切になります。
例えば、「手前味噌ですが、なかなかの出来にできたのではと思っております」のように、自慢と同時に謙遜にも見えなくもない文章にするのがポイントになります。
間違っても「そうですよね」のような相手に同調するフレーズを入れるべきではなく、こっそりとその自慢を含ませるという使い方になります。
そのため、無理に用いると変なことになってしまうので、ここに自信がある、ここを是非見て欲しいと思っていたような部分をちょうど評価してもらえたといった時にこそ使うといいでしょう。
「手前味噌ですが」を使った例文
「手前味噌ですが」を使った例文
・『手前味噌ですが、自分としてもその部分に関しては少し力を入れました次第です』
・『その点につきましては手前味噌ですが、自信の出来になったと考えております』
「手前味噌ですが」の類語や言い替え
「手前味噌ですが」の類語や言い替え
・『自画自賛ながら』
こちらも同じ意味になる表現で、「自画自賛ながら、いい出来だと思っています」のような使い方になります。
やはり自慢げに聞こえてしまうため、謙虚さを含めた使い方が推奨され、自分から言い出すのは避けた方が懸命です。
まとめ
まとめ
「手前味噌ですが」は、何かが自慢できる出来になった、そのようなことができたといった時に使う表現です。
それをなるべく出さずに使うのがポイントとなり、口語で使う時にはそのまま自慢に聞こえてしまうことがないように口調にも注意してください。