「心より願っております」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

この記事ではビジネスシーンでよく使われるフレーズの「心より願っております」について、その意味や使い方等を徹底解説します。

「心より願っております」とは?

「心より願っております」における「心より」は、「心の底から」と言った意味で使われている言葉で、次の「願っております」は「願っている」の謙譲語表現の「願っておる」に丁寧語の「ます」が付けられた言葉です。

従って、「心より願っております」とは「心の底から願っている」との意味の丁寧な敬語表現となります。

「願っている」ことを強調するフレーズと言えます。

「心より願っております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「心より願っております」のフレーズは、ビジネスシーンでは相手の方の仕事等が上手く行くことを願ったり、自分が何かの仕事に取り組みたいと熱望していることを表現す際によく使われます。

このフレーズで使われている「おります」は謙譲語ですが、日常会話で普段使われることは少なく、少し改まった場面で使われる言葉です。

口頭でも使われますが、ビジネスメール等の文章表現でよく使われるフレーズです。

この「心より願っております」に似た表現として、「心から願っております」とのフレーズもよく使われます。

「より」と「から」の違いですが、意味としては違いはありません。

ただし「より」の方は文語的で、一方の「から」の方は口語的な表現だと言う違いがあります。

従って、「心より願っております」は、先に記したように「おります」と共に、「より」が使われているので、より改まった表現となっていると言えます。

このフレーズを日常会話で使われる口語表現に言い換えると「心から願っています」となります。

「心より願っております」を使った例文

・『今回のプロジェクトの成功を、心より願っております』
・『この案が早期に実現されることを心より願っております』
・『イベントが成功裏に終わることを心より願っております』

「心より願っております」の類語や言い換え

「心より」の類語としては「心から」や「心の底より」が挙げられ、また、「願う」の類語としては「要望」や、「希求」や、「祈る」等が挙げられます。

従って、類語を組み合わせて「心より願っております」は、「心から要望しております」や、「心の底から希求しております」や、「心より祈っております」等と言い換えることが出来ます。

さらに、丁寧な敬語表現としては、「心よりお祈り申し上げます」と言い換えることも可能です。

まとめ

「心より願っております」とは「心の底から願っている」との意味の丁寧な敬語表現です。

「願っている」ことを強調するフレーズと言えます。