「先日問い合わせた件」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

ここでは「先日問い合わせた件」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「先日問い合わせた件」とは?

「先日問い合わせた件」は、この表現を用いた日の前日以前に問い合わせを行った件について何かがある時に使われます。

例えば、「先日問い合わせた件ですが、何か進展はありましたか」といったような用い方になり、自分が問い合わせを行った件についてそれを行いたい時に使います。

自らが問い合わせた件が対象になるため、相手の問い合わせに対しては使うことができず、多くの場合で先の例のようにそれがどうなっているのか、またはまたは取りやめたいといったような用い方になり、BtoCの場面でユーザー側から使うことも多いです。

その時に「先日問い合わせた件ですが、こちらで解決しましたのでご返信は結構です」のように使った場合、その問い合わせの回答が来る前に自己解決してしまったと伝えています。

「先日問い合わせた件」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「先日問い合わせた件」のこの「先日」とは、前日以前のこととなりますが、長くても数日程度のこととして用いられるのが一般的です。

よって、その日が日付にして10日だとすると、5日より以前のことを指して使うにはあまり向いていません。

「前日」などとするよりアバウトな用い方ができますが、そこまで前のことについては使えないと覚えておきましょう。

はっきりと何日前と使いたい場合には、「○日前に問い合わせた件」のような形にして用いることができますが、これではこの表現を使う時点が基準になるため、相手にとって分かりにくい場合があるので、そのように使うのなら「○日に問い合わせた件」と日付自体を入れてしまった方が無難です。

口語で使うこともできますが、主にメールで対象の問い合わせ内容に対して何かがある時に用いられています。

「先日問い合わせた件」を使った例文

・『先日問い合わせた件についての回答はいつ頃になるのか伺いたいのですが』
・『先日問い合わせた件ですが、追加したい質問内容がございます』

「先日問い合わせた件」の類語や言い替え

・『先日ご質問しました件』
「質問」とはっきり明記しているため、問い合わせの中でもそれに該当するものの場合の言い替え表現になります。

よって、ちょっとしたことを聞いただけという時にはあまり向いておらず、はっきりと質問だと分かる時に使うといいでしょう。

まとめ

「先日問い合わせた件」は、前日以前に問い合わせを行った内容について何かがある場合に使う表現です。

数日前までのことを対象に用いることがほとんどで、あまり前のことに対しては使わない表現です。