ここでは「名残り惜しいのですが」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「名残り惜しいのですが」とは?
「名残り惜しいのですが」とは?
「名残り惜しいのですが」は、過ぎてしまうことが心残りだという意味で使われます。
その人との別れというシチュエーションで用いる場合、「名残り惜しいのですが、またお会いできました際には~」のような使い方になり、その別れを惜しんでの表現となります。
そして、過ぎ去る季節に対して用いることもでき、「春もそろそろ終わりに近付き、名残り惜しいのです~」などと使った時がその例になります。
要は、それが寂しいという思いを伝えるための表現で、何かのイベントがいよいよ最終日といった時などにもよく使われています。
少し形を変えた「名残惜しい気がしますが」といった使い方をすることも多く、そのような気分だと表すために用いられる表現です。
「名残り惜しいのですが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「名残り惜しいのですが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「名残り惜しいのですが」は、その意味から何かが終わる時のもの悲しさを表す使い方が多くなりますが、先のような人との別れという場合には、定型句として用いていることも少なくありません。
つまり、その人との別れがそれほど寂しいという訳ではない場合でも、社交辞令から使っているというケースになります。
特に、たまにしか会うことのない人とのそういった場面においてそういった使い方をされることが多く、その相手が目上の人で、お世話になっている(なったことがある)という関係性だった時にはその人を立てることにも繋がり、よく見掛ける使い方です。
口語だけでなく、文章で用いることもできますが、その時には過ぎゆく季節を惜しんだり、何かが終わってしまうのを惜しいと思って使うケースだけでなく、その文章を終わらせることが寂しいという用い方をすることができます。
「名残り惜しいのですが」を使った例文
「名残り惜しいのですが」を使った例文
・『大変名残り惜しいのですが、これで失礼させていただきます』
・『この心地よい春の季節が過ぎ去るのは名残り惜しいのですが、夏は夏でまた色々と楽しみがあります』
「名残り惜しいのですが」の類語や言い替え
「名残り惜しいのですが」の類語や言い替え
・『後ろ髪を引かれる思いですが』
この表現は、何らかの心残りがあるという解釈になります。
よって、よく似た意味で用いることができ、「『後ろ髪を引かれる思いですが、これで失礼させていただきます」のような使い方になり、こちらも同様に定型句として使うことがあります。
まとめ
まとめ
「名残り惜しいのですが」は、何かが終わる、過ぎ去ることに心残りを感じているという解釈になります。
口語ではその人との別かれ際に用いるという使い方をすることができ、そのような時も含めて社交辞令として用いることもある表現です。